私は ミニバスで 子供たちに バスケを教える時 心技体の意義を意識しながら
取り組んでいますが、今回 改めて その意義を考えています・・・・
 ① 心  やる気 勝ちたい気持ち 頑張る気持ち
 ② 技   バスケの技術(シュート・ドリブル・パスetc)
 ③ 体   強い体(身体能力 走る・跳ぶ・止まるetc)  

 そもそも『心技体』というのは、
1953年、柔道家の道長伯氏が、来日したフランス柔道連盟会長の
「柔道とはいったい何か」との問いに、答えたことが初めだそうです。

「柔道の最終的な目的は心技体の錬成であり、それによって立派な人間に
なることである。
技術を習得するには強靭な精神力が必要である。苦しさに耐えて修行を
続行しなければならない。」


とさらに、その元になるのが、柔道の父、嘉納治五郎氏の『柔術独習書』に、
柔術の目的として、心技体を挙げたのが起源のようです
一、身体の発育(=体)、
二、勝負術の鍛錬(=技)、 
三、精神の修養(=心)

心技体について考えた事(心・技・体の「順番」)
心が充実するのが先か、技術が充実するのが先か、体が充実するのが先か
という事です。

今まで 私は、子供たちに 新メニューのドリルでは、プレイイメージを持って
もらってから、始めるのですが、そのイメージどおりのプレイをすることはでき
ませんでした。

考えて見ると イメージ(心)がたくわえられても、
やるための技術が身についていないし、体もできていなかったからです。
出来ないと、練習のやる気もでなくなってきてしまい、悪い悪循環が始まり
子供たちにとっても成果(楽しみ)がでなくなってしまう。

体にあった、練習メニュー、練習メニュ‐に合わせた体作りから始め、
繰り返しの練習メニューの中で 技の修得(出来る)へつなげ、そうすることで
練習へのモチベーションや相手に向かっていく気持ちも自然と出てくる。
(「心」の向上)

心技体 ではなく 体技心 ですね。

そう言えば、某ミニバス監督の言葉に、
バスケは頭で覚えるのではなく、体に覚えさせる ・・・が、在りました。

また、バスケは 習慣のスポーツとも言われていますから、頭(心)からではなく
体を 動かす事が大事なのかも知れません。

それと、先述した 嘉納治五郎氏の言葉も、 ①体②技③心 になっています。

プロゴルファーの青木功さんの言葉
体力が充実していなければ、技術や精神の充実はない