公認哲菖会2022 文化祭 | 晴吟晴耕時に雨読のブログ

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公認哲菖会 2022文化祭 10/16 西大寺興正殿
 2022年度より従来の「納涼うた祭り」を「文化祭」にリニューアル。新企画部長(前企画部長)の発案により7月、8月に開催していました納涼うた祭りを秋の文化の日ににふさわしい10月に「文化祭」として開催。企画も競吟部の協力を得て師範未満と師範以上の競吟大会の企画も取り入れました。会員の皆さんの作品の紹介コーナーも設け沢山の作品を出品して頂き何から何まで新企画。当日は100名の参加者となり企画部は嬉しい悲鳴のスタートとなりました。
    プロも斬新なものに?              企画部長の開会の挨拶
                                                        
 
○新入会員紹介 6組 生徒/担当講師(学園前) 生徒/担当講師 90歳コンビ(登美ヶ丘)
  
 
       ○競吟大会 結果発表 池田会長 師範以上の部優勝今西さん(企画部員)

 

  師範未満優勝、準優勝、3位/師範以上優勝各位

★看板のタイトル文字はならやま支部の内山婕菖先生のお手製です。

最近では貴重な手書きの看板です。

 

 

○懇親/余興グループ参加 4組 学園前/吟詠歌謡・父娘坂  若草/吟詠歌謡・巌流島

  

ならやま/民謡・よさこい節

 

学園前/奥の細道

 

奥の細道/演出を工夫しました

 

 

○特別企画/ミニ構成吟 

 

『今に蘇る伝説』~漢詩の魅力とその歴史  脚本 稲田胤菖

              ナレーション 杉本華菖 朗読 稲田胤菖 映像 松田賢菖

 

第一章  垓下の歌     朗読    項 羽     稲田菖胤  第二章 [ 辛漸を送る]   王菖齢       植田飭菖

第三章  将進酒         朗読    李 白   稲田胤菖  [ 貧交行]     杜 甫         森村菖旆

第四章 [ 烏江亭に題す]        杜 牧   松田賢菖   [ 9月10日]       菅原道真    山本菖曜

第五章 [ 春 夜]                    蘇東坡  池田菖黎                                      [ 黄鶴楼にて孟浩然を送る]  李  白    稲田菖胤

 

 

  

 

 

 

 

 

○お楽しみ抽選会  

今年も豪華景品多数用意❣ 金5000円/2口 商品券5000円/1口 コーヒーメーカー/1台

            おしゃれなコート等々~~3人に一人は当たります。

 

      

幹事長賞獲得                         会長賞獲得

 

「各支部参加者スナップ写真一部」

学園前支部                        登美ヶ丘支部

  

琴嘯支部                          ならやま支部

  

 

平城支部                          郡山支部

  

 

 

愛国詩吟総連盟 結成85周年記念祝賀会 10月9日/都ホテル尼崎・鳳凰の間 日本酒

伝統ある愛国詩吟総連盟の85周年記念祝賀会が都ホテル尼崎で開催されました。5年周期の開催の決めごととされているとの事です。当日は大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山、愛知、広島、岡山、三重、徳島、愛媛、高知、各流派、連盟の参加を頂き総勢400名規模の祝賀会となりました。第1部の式典では正義流家元多田正俊先生の祝舞「祝舞詞」を頂き厳粛に滞りなく終わりました。

          プログラム/脚本               会場

     

      花束を受けられる新旧理事長           祝 舞 「祝賀詞」

 

 

 

 

第2部は構成番組

「漢詩詠唱の源流」その探訪と愛連結成85年の歩み   脚本 副理事長 稲田菖胤

が披露されました。

歴代二部吟士権者15名の吟詠、朗詠により素晴らしい脚本は会場の会員の胸を熱くしたことは間違いありません。ホテル内での特設舞台にも拘わらず脚本、吟者の素晴らしい一体により今回はじっくりと聞き入る世界に落ち込んだ次第です。テーブルのあちらこちらで脚本の構成(組み立て)の素晴らしさを称える称賛の声が聞こえていたのを耳にしました。

         脚本家 稲田菖胤先生      女性吟詠

 

   

      男性吟詠                 構成番組総出演者

 

吟 道 讃 歌 田所武治

吟道の淵源万仭の深さ   ぎんどうのえんげんばんじんのふかさ

同朋交り結び互に研尋す    どうほうまじわりむすびたがいにけんじんす

多年鍛錬功盡る無し          たねんたんれんこうつくるなし

玄妙神機塵外の心            げんみょうしんきじんがいのこころ

【語句の意味】

淵源= 物事の根源      万仭=きわめて高いこと、また、深いこと

玄妙=奥深く微妙なこと          神機=神秘な働き、非常に優れた機略

塵外=俗世から離れた場所

【詩の形】

仄起こり十二侵韻の深、尋、心の字が使われています。

 

第三部祝宴

副理事長 山田静将先生の開宴の言葉を頂き、常任顧問 山岡哲山先生の乾杯のご発声で祝宴は始まりました。しばし歓談~~その間に各総連の代表の方のご挨拶、ご本人の思いで話等々ご披露され賑やかな中にも楽しいひと時を過ごせた祝宴となりました。奈良県総連は小佐野桂洲先生がご自身の愛連のコンクールにチャレンジしていた当時の思いで話を感慨深く語っておられました。

      小佐野桂洲先生(奈良)万歳三唱/フィナーレ 北川哲水先生(中央)

  

愛国詩吟総連盟讃歌  田中鴻洲

流派盟を結び詠魂を養う   りゅうはめいをむすびえいこんをやしなう

妙喉迸る處塵煩を拂う      みょうこうほとばしるところじんはんをはろう

先人通を拓き継承久し      せんじんみちをひらきけいしょうひさし

怪ず俊英此門に鍾るを     あやしまずしゅんえいこのもんにあつまるを

【語句の意味】

塵煩=煩わしいもの

【詩の形」】

仄起こり十三元韻の魂、煩、門の字が使われています。

 

今月の作詩教室  メモ

楓陰煎茶 森村菖旆
碧 空 万 頃 一 郊 秋   へきくうばんけい  いっこうのあき
友 誘 訪 來 飛 鳥 丘  ともをさそいたずねきたる  あすかのおか
田 地 悉 黄 囀 稲 波   でんちことごとくきなって  とうはさえずる
村 童 追 赤 卒 回 遊   そんどうはせきそつをおって  かいゆうす

 

【意解】                            【詩の形】

天地に広々と秋の景色を見せる一村        平起こり十一尤韻の秋、丘、遊の字を

友を誘って来た所は飛鳥の地である         使っています。

田畑の稲穂は頭を垂れ波打ち囀っている

童は赤とんぼを追って村中駆け回っている

【語句】

万頃 地面や水面が非常に広いこと

碧空 青空

稲波 稲穂が波打つ様

赤卒 赤とんぼ

 

                 作詞教室の仲間の作品/只今西部公民館にて展示中

 

    

 

コーヒータイム   コーヒー

今週の水彩画     カラーパレット

   2022年10月14日、日本の鉄道は150周年を迎えました。

1872年(明治5年)新橋~横浜間で最初開業して150年目の記念すべき年です。

 

例年開催案内させて頂いてます教室の作品展の案内です。よろしければ是非ともお越しください。2点出品の予定です。

 

              復興を遂げた只見線