南門姿現す
第一次大極澱の正門にあります南門の素屋根がスライドされて南門が姿を現しました。
素屋根とは覆屋根ともいわれます。2017年11月着工、2022年3月に竣工の予定です。完成に向けて今着々と工事は進んでいます。間口約22.1m、奥行き約8.8m,高さ約20mの壮大なものとなります。
完成の暁には朱雀門ー南門ー大極澱と一本の線場に並ぶ配置となります。大極殿、大極澱院は宮都における中心施設で天皇の即位、外国使節との謁見など国家の重要な儀式が行われたところです。
平城宮の正門「朱雀門」の広場の前では新羅や唐と言った外国の使節団の送迎を行ったり時には多くの人が集まり歌垣などのイベントが行われました。新年には天皇が朱雀門まで出向き新年のお祝いをすることもありました。又「遣唐使船」も復元されおかれています。
大極殿院 南門 鉄筋の枠組みが移動(スライド)され横におかれている
南門に乗る鴟尾
南門に使用された鬼瓦
遣唐使船
若草山 三笠山 春日山
望郷の思い~~
天の原ふりさけ見れば春日なる
三笠の山にいでし月かも
阿倍仲麻呂
今月の作詩教室
賞二菊花一 森村善忠
重陽有✓客菊初開 ちょうようかくあり きくはじめてひらく
秋色金黄香気廻 しゅうしょくきんこう こうきめぐる
樽酒一杯宴二賞観一 そんしゅいっぱい しょうかんのえん
愛✓花我又涸腸哀 はなをめでわれもまた こちょうをかなしむ
重陽=ちょうよう 陰暦9月9日の節句
樽酒=そんしゅ 樽に入った酒
涸腸=こちょう 詩文等文才の乏しい様
平起こり下平声十灰の韻の開・廻・哀の字を使っています。
添削前ですので赤面
コーヒータイム
今週の水彩画
50年前にタイムスリプ
本部広報部の同僚、竹本先生のお誘いで京都龍谷大学の「龍吟会・吟詠発表会」に突然賛助吟詠することになり仲良し広報部員4名で参加させて頂きました。大学の吟詠部はどの大学も同じだと思いますが部員が集まらない又4回生になれば就職などで離れていかれるのでOB、OGの協力が無ければ存続は大変厳しい状況におかれているといわれています。今回の発表会も4回生が中心となりOB、OGがバックアップする先輩、後輩の素晴らしい伝統が引き継がれていて学生らしい発表会でした。
指導吟詠は「緑村流教育吟詠」
京都八条口アバンティ 9F(全フロア)響都ホール校友会館
客席定員362名収容(ホール)
書道吟 落研も友情出演