私が彼女を見かけなくなって
随分時間があったと思う
いつも品のある優しい笑顔で
元気いっぱいの彼女
パートで幼稚園の教諭をしてるよ
と聞いたのは
いつだったろうか…
あれから
どのくらいの時間を重ねて来たのかも
定かではないけど
昨日
見覚えのあるご主人の横に
寄り添って歩いていた
彼女が
そうだったと思ったのは
私が自宅に着いてからだった
その人は黒い医療用の帽子を
目深にかぶりマスクをしていた
体型も随分と変わり痩せていた
辛い時間を過ごしているのが
想像できた
今
どうしているかな…
と
そう
考えてます