<福島原発>避難区域の一部 年末年始の特例宿泊 | ワゴンR hidキット、lexno hidキット

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東京電力福島第1原発事故に伴う福島県の避難区域の一部で29日、年末年始の宿泊が特例として認められた。今年4月以降に旧警戒区域(20キロ圏)などが解除され、立ち入りは自由になったものの居住はできない区域で、来年1月3日まで最長5泊6日、約1年9カ月ぶりに自宅で寝泊まりできる。

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 対象は、南相馬・田村両市と飯舘・川内両村の避難指示解除準備区域と居住制限区域。計156世帯523人が事前登録した。

 このうち南相馬市は、上下水道などの復旧の遅れから小高区を除外し原町区だけを解禁。対象328世帯約1200人中55世帯219人が登録した。

 原町区の旧警戒区域にある石橋敏功さん(70)、アイ子さん(69)夫妻の自宅にも夜、明かりがともった。空間放射線量は毎時0.2~0.3マイクロシーベルトと市内でも低め。同市鹿島区から長男夫妻と孫2人も30日に戻り、家族6人で初詣に出かける予定だ。「やっぱり自分の家が安心できる」とアイ子さん。敏功さんは「一日も早く一家だんらんを取り戻したいね」と話した。

 ◇南相馬市長も 「久しぶりに安心して眠れる」

 南相馬市の桜井勝延市長(56)も両親や親類の5人でこたつを囲んだ。市長は知人宅に身を寄せ、両親は仮設住宅で暮らす。海岸から約2キロの自宅は地震で塀が倒れ、津波も庭に押し寄せたが、4月の警戒区域解除後に両親が通いつめて片付けたという。市長は「久しぶりに安心して眠れる。来年は勝負の年。復興を本格化させたい」と語った。【高橋秀郎】