先日、始めて河口湖マラソンに行ってきました。


早大同のみなさんの走りをみて感動したと同時に自分も早く走りたいと思いました。(ただし短距離に限る)

やはり、「走る姿」「頑張る姿勢」というのはいいものですね。


さて、今日は感覚のズレについて記載します。


以前からズレは常に感じていたことですが、現在よく感じるズレは「脚を少し前で切り返す」「臀部で脚を前に押し出すようにスイングする」ということです。


乗り込み動作の向上や脚の流れを防止するために脚の切り替え位置を感覚上、股関節やや前方方向においてみたり、臀部(特に大臀筋)で脚をスイングするということを試してみたのですが・・・


結果はあまり芳しくありませんでした。


おそらく私自身の勘違いとその走りに対するビジョンが現在不透明であることが大きな原因であると考えています。


切り替え位置を前方にすると脚の流れは大きく改善されますが、致命的な欠陥として腰が落ちます。これではまったく意味がありません。


臀部で前にスイングをということに関してですが、こちらは一見ストライドが確保されスムーズに走っているように見えますし、感じます。しかし、自身の感覚では真下に脚を下ろせず接地のスィートスポットをはずしている感覚がありますし、おそらく外しているのでしょう。何故外しているのかわかるのかというと、明らかに重心移動が乱れて感覚及びタイムが悪く疲労度が高いです。


これは推測ですが、前方向にスイングすることを過度に意識するあまり重心移動が追いついていないこと、スイング後の膝が過度に上がりすぎた結果腰が落ちる状態になっているということが考えられます。おそらく私の場合は両方なのですが、前者の理由が大きいように感じます。


もう少ししっかりと臀部の使い方、それによって改善されうるフォーム。つまりは自分の求めるフォームの完成系の具体的なビジョンを明確にしていく必要がありそうです。



フォーム改善は諸刃の剣。何かを得るためには何かを失う。大きな覚悟を持ってこの冬季練に取り組みたいと思います。分の悪い賭けは嫌いじゃないので頑張ってみたいと思います。

こんばんは。最近寒さも本格的になってきましたね。そのせいか内転筋と左の膝をケガしました。今後がケアをしながらうまく練習をつんで行きたいものです。



さて、坂ダッシュについて考察しようと思い立ったので坂ダッシュについて書きます。あくまで私見ですので間違っている可能性も多分にあります。



坂ダッシュについて私が把握している知識は主に2つ。ウェイト程ではないのかもしれませんが筋力トレーニングとしても優れた効果があるということ。一般認識としては筋力トレーニング的な位置づけで行われることが多い気がしますが、実際はフォームの矯正などに非常に効果があるということ。


主にこの2点でしょうか。他にもあるのでしょうが私にはうまく理解できませんでした笑



まずは1点目の筋力トレーニングとしての意味合いについて。


坂は勾配があるため、平地に比べて後方に重力などがかかります。そのため、平地に比べ負荷がかかるため進むためには平地よりも強いエネルギーを必要とします。そのため多くの筋繊維などが動員され、筋力アップの効果があるのではないかと考えられます。


私はパワータイプのランナーではありません。というか著しくパワーがないです笑

そして、ウェイトもあまり体に合うタイプではないので坂ダッシュは非常に重要な意味合いを持ってきます。


ウェイトがあまり合わないというのは、ウェイトはあくまで鍛える部分のみに刺激を与え走りに直接的な影響をもたらさないということがあります。つまり、私の場合は走りってつけた筋肉を自分の走りとして昇華させていくことはできるのですが、それ以外でつけた筋肉を走りにうまく結びつけるという能力が弱いということです。


その点、坂ダッシュならば走り+筋トレの位置づけで行えるため私には非常にいい練習であると思っています。


次にフォーム矯正としての意味合いについて。


坂では平地に比べて重心が後方に引っ張られるため、重心移動技術を身につけることもできます。さらに、脚を下ろす位置が平地とことなってくる(これは坂の性質によるもの)のでうまく接地しないと脚が大きく流れます。上半身も少し前傾にしないとうまく進めないのでこれはスタート姿勢などに生きるものです。


このように、接地技術、体の使い方(この場合は前傾姿勢など)、重心移動といった走りを高めていく上で非常に重要な要素が満載なものであると私は考えています。


特に、私の場合は腰がくの字に折れたり重心が上に移動してフワっと浮いてしまうことがスタート局面で多々あります。そのため、坂ダッシュによるパワーの養成、パワーを地面にうまく伝える技術及び姿勢の獲得は非常に大きい恩恵であり、絶対に取得しなければならないスキルです。



昨年は平地によるトレーニングと坂ダッシュが隔週交代でのものであまり坂ダッシュをしていませんでした。


今年は幸か不幸か競技場使用の兼ね合いで競技場トレーニングがしにくい状況にあります。そのため坂ダッシュは毎週必ずどこかで取り入れて、そこから多くのことを学んでいきたいと思います。

暇なのでもう一度投稿。


最近、後輩にフォームを教える機会が以前に比べて増えたのですが、そのときによく聞かれるのが「接地ってどうすればいいんですか?」ということです。


私と、私にフォームを教えてくれた人でよくこの話をするんですが大体でる結論があって、それは「わかりません」といったことです。


正確にいうと、接地感覚というのは突き詰めると個人の感覚によるものなので一概に「こうだ」とは言えないのです。


おそらくですが、無意識で最も自分に合う接地ができる人を才能があるということができるのではみたいな話をよくした覚えがあります。


一応、ある程度のラインまでの接地感覚ならば教えてあげることも可能なのかもしれませんし、私自身教えるときにはそう努力しています。


しかし、本当にその人に合った接地とはその人にしかわからないものなので私はきっかけを与えてあげることしかできません。それも合っているのか間違っているのかわからない実に不確定要素満載なものです。


それでもいいと思う方がいらっしゃいましたら私でよければお力になりたいと思っておりますが。


少し、話がズレましたが、ここからは私が考える接地について少し述べたいと思います。


私自身、非常に接地には気を使いますが以前から思っていたことがあります。


それは、接地を過度に意識しすぎると末端意識になってしまうのではないか。ということです。


私は以前、接地を過度に意識しすぎるあまり走りを崩したことがありました。末端主導になりまったく力を地面に伝えられずただ疲れるだけの走りです。


それを改善するためにした考えで、単純なのですが股関節部分より下はなんも考えない。つまりはないものと考えて中心部から地面に向かって力を発揮することだけを考えて練習をしていました。


その考えの根底にあったのは「結果論」つまり、中心部がいい動きをすればそれに付随する形で接地もいいものとなる。いい接地とは意識して行うものではなく中心部がいい動きをした結果の産物にすぎない。と考えるようになりました。


私的にはこの考えで走りが安定しましたし、過度に接地を意識していたときよりもいい接地ができるようになりました。


もう一つ接地を考える上でのファクターとして「音」を私は重要視していました。これはあくまで私の感覚なのでハァ?って思う人も多々いると思いますがそこはご容赦ください。


音がうるさい人は接地が雑といったイメージが漠然と私にはありました。というのも、音がでる原因としては力のバランスがとれていないからといったことが原因ではないかと考えたからです。(他にも音の種類とかで判断していましたがそこは私の感覚によるものが大きすぎるので割愛)



どういうことかというと、地面に対して加える力を+とし、地面から返ってくる反発力を-とします。自分が地面に対して+100の力を加えてそれを重心移動や接地がうまくいき100%の力で活かせると-100反発力がかえってきて±0になり音は生じない。(厳密には音はでますが)逆に接地でミスをして100%力を活かせないと+100加えた力に対して反発力が-80しか返ってこない。この時の余剰分の20というのが炸裂音となって外に逃げているのではないかと考えるようになりました。


もちろん例外はあります。例えばパワータイプのランナーならば120の力を加えることによって+20という余剰が生じます。この場合は炸裂音はしますがスピードはでます。


私はパワーが異常にないのも相まってか、走っているときの足音があまりしないそうです。

これがいいのか悪いのかは別にして。


ただ、ドタドタ走っている人にあまり速い人を見かけないので参考程度に意識してもらえるのが一番なのかなと思います。


つらつらと思ったことを書きましたが、なんかあれば直接聞いてください。


接地は非常に難しく非常に大切なものであると考えます。接地技術の向上は私自身の課題の一つでもありますので、今後様々な考えや方面からアプローチして向上させていきたいと思っております。