こんにちは。
横浜の行政書士長岡です。
先日、自宅引越しのため大家さんに解約の旨を伝えるために連絡したところ、まさかの慰留のお話しがありました。
もちろん、空室が出てはならないためもあるかと思いますが、大変光栄なことです。
大家さん所有のもっと広いところへ格安で貸してあげるとか嬉しい限りですが、そもそもが駅前に引越したい等、多々事情がありますので正式に断りたいと思います。
出会いあれば別れあり。
最近には珍しく、人情味のある大家さんでした。
さて、私の仕事の中に任意後見人(任意代理人)のお仕事があります。
任意後見制度とは、高齢者などが判断能力があるうちに、将来自分が認知症などになったときなど自分の財産上のサポートをしてもらう人を自分の意思で選任しておくなどの制度です。
委任者を取り巻く環境は多様です。
様々な方がよりよく暮らせるために関係しているわけですが、任意後見人は委任者を代理して、いかに委任者が暮らしやすくできるかを本人と相談しながら行っていきます。
各行政機関、団体、金融機関等、時には本人の利益のために交渉します。
交渉する過程で法律で決まった事柄でも、法律のみをもとに相手方とお話しをすると通らない場合があります。
法律や規定、規則というのは、あくまでも当事者間の利益を調整すること、公正さを確保するためにありますから、時にこちら側が法に照らしあせて反する主張であっても、当事者間で合意が出来れば問題はありませんし、そういう意味では法はあくまでも目安なのかなと感じます。
時には人情で、時には法律を駆使して、
大変なお仕事ですが大変やり甲斐があると感じます。
国会では成年後見制度の促進法の審議が始まっています。
今後も注視していきたいと思います。