はじめての方、ようこそ。再来、応援してくださっている方にありがとうございます。ハクジュと申します。

私の記事の紹介です。メッセージボードとほぼ同じです。内容の振れ幅が大きいので、スマホユーザーでご興味を持たれた方はこちらをどうぞ。

前回の創作はこちら。

今回の創作。時期がずれてしまいましたが、クリスマスネタでどうぞ。

[ジェイコブ・マーレイ]

スクルージより前に亡霊となった僕は
彼に慈悲の手、降りると知った
僕の仕事は使い走り
選ばれし者は僕でなく
蒼い魂の幽霊たち
僕にしか彼はわからない
僕にしか彼は救えない
どうして僕じゃいけなかったんだ
身体に食い込む銀の鎖
罪が深すぎて重くなる
神は僕を許しはしない
命が絶えても全てを怨み
僕は足掻いてる この現世(ウツヨ)で
首が絞まっても血が噴いたとて
神に見えないものを見てる

神に従って僕は彼に告げた
「三たび幽霊訪れるだろう」
昔の相方スクルージ
信じたことすらなかったが
君はある意味、美しいのさ
僕の告知など笑い飛ばせ
君はこの程度おびえはしない
華麗に罪を犯すがいい
高潔なダイヤ、君の双眸
孤独と吹雪が似合っている
鷹のように飛び続けろ
氷の玉座で全てなぎはらえ
僕らに愛など必要ない
金貨の鳴る木が君に服従してる
嵐をおこせ吹雪姫

僕の眼をしてる僕の神が笑ってる
覚悟も美学も共有してる
手のひらの上で手のひらまで焼き尽くせ
保身と栄光と椿の乱


[後書き]

この作品、雛型が別にありまして、そっちは泣きながら書きました。しかし感覚を優先した結果、人に伝わりにくい作品になってしまったので、なるべくモチベーションを維持してわかりやすく焼き増したのが今作品です。

私はパロディは書いても、原作はなかなか読み返しません。ジェイコブ・マーレイについて誤解釈があるかもしれませんが、パロディって誤解釈するから楽しいのです。

私はスクルージを導く三人の幽霊より、ジェイコブの方がスクルージを知り尽くしていると思っています。怨み合ったり憎しみ合ったりしてるかもしれませんが、美学と歪んだ絆もあったのではないでしょうか。

クリスマスキャロルは素敵な作品ですが私はクリスチャンではないし、守銭奴が改心する話は面白く書けません。それよりスクルージとジェイコブのドラマの方が楽しいです。


[お礼!]

ハッシュタグランキングって未だによくわからないのですが、「忠臣」の記事が“モンゴル”テーマで11位になりました。みなさんのおかげです。ありがとうごさいます。

………すみません。本当にわからなくて。アクセスそんなに増えてないのに、みなさんの応援もほぼいつも通りの日に、ランキングだけ11位って言われても……。単に競争率低かったんじゃないかとか、イロイロ考えちゃうんですよ。ハッシュタグ、本気でわかんないんです。誰か解説してー。……。贅沢言ってすまーん。

失礼いたします。ご覧くださった方に感謝。