全球年平均した地球の放射収支ー大発見??
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に指摘されているように温室効果の説明は破綻している。
地球環境研究センターのエネルギー収支にずっと違和感がありました。
http://www-cger.nies.go.jp/ws/chap6/chap6frame.html
(6.1.1章参照)
地球に吸収される太陽放射合計が235W/㎡(大気による吸収67、地表面による吸収168)に対して、地表面からの放射(地球放射)が350W/㎡もあり、温室効果ガスの逆放射(大気放射)で地表面に324W/㎡の吸収があるとされたことです。
地球に吸収される太陽放射合計235より多い350も地表面から放射(地球放射)されるなどというのは違和感でいっぱいでした。
そこで熱収支式をみてみました。
(近藤純正先生による)
http://www.asahi-net.or.jp/~rk7j-kndu/kenkyu/ke03.html
R↓ =(1-ref)S +L↓ =αTs4乗+H +IE +G
入力放射 太陽から地表へ 大気放射 地球放射 顕熱 潜熱 地中伝導
地球放射は、ステファンボルツマンの式でTs=14+273.2として4乗し計算
350W/㎡としているのです。
ところで先生は熱収支として下図を記載していました。
太陽から地表への放射が大きいのです。
そこではたと気付きました。
太陽放射235は昼夜平均として地球表面全体の表面積でみるため、太陽定数1366を4で割って反射率0.7を掛けて算出してあります。
ところが地球放射350は、4で割っていないのです。地球表面全体の表面積で見るためには同じように4で割る必要があると考えます。
すると、地球放射は=350/4=87.5 、大気放射は=87.5*324/350
=81
従って、
地表面への入力
太陽放射(地表面への吸収) 168
大気放射(雲、水蒸気、CO2による逆放射) 81
合計 249
地表面からの出力
顕熱 24
蒸発散 78
大気の窓 40
地球放射 87.5
合計 230
入力と出力の合計は合わせる必要があるが、大分違和感がなくなっている。
すなわち、合計が235に近い数字だからである。
(大気放射がもっともっと小さい値であろう。)
これはとんでもない考え違いなのか?
それともCO2濃度の上昇が原因で地球の大気温度が大きく上昇すると考えている江守さんたちの放射重視理論が誤っているのか?
下のはれほれさんの日射量と地球放射へのCO2濃度上昇の影響との対比は、どちらも4で割っていないので、この考えであろうと思う。
すなわち、例えば昼間の実測であれば、対比するのに日射(太陽放射)を4で割らないと思うし、地球放射、大気放射も4で割らないのではないか
4で割っているのなら、両方同じく4で割っているであろう。
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