今回の14NJの開催の趣旨について大会基本実施要綱から紹介します。


日本ジャンボリーは、4年を周期に、海外からの参加者を交え全国の代表スカウトが一堂に集う我が国最大の国際野営大会である。

ボーイスカウト運動 は、1907年(明治40年)8月1日に創始者ベーデン・パウエル卿が英国のブラウンシー島で実施した小さな実験キャンプから始まり、今日では世界210の国と地域に2800万人の青少年が活動する世界規模の社会教育運動に発展した。


2006年(平成18年)は、まさに世界スカウト委員会によって「スカウティング創立の日」と宣言された「ブラウンシー島の実験キャンプ」の開催から100年目を迎える記念すべき年に当たり、2007年(平成19年)の「世界スカウト運動100周年記念事業」のスタートの年に当たる。


その年に開催する「第14回日本ジャンボリー」はスカウト運動が歩んできた100年の時の流れを振り返り「スカウト運動の原点」を再確認する大会であると位置づけ、次代を担う青少年が国内外のスカウト仲間との相互交流を通じ、第21回世界スカウトジャンボリー大会のテーマでもある「2007:ひとつの世界、ひとつのちかい」(2007:One World One Promise)  を実践する大会となる。


また、プログラムの実施に当たっては、野外生活を通じて平素培ったスカウト訓練を基盤にスカウトの自発活動を促し、キャンプ生活を通じて生きる力を育み、地域社会との共生をはかり、スカウト運動の一層の発展と躍動を期することを目的に開催する。


第14回日本ジャンボリー(略称:14NJ)の運営にあたっては、次の目標案件に留意して、今後の大会運営に反映させる。
(1)自発活動に基づくゆとりあるキャンプ生活の実践
(2)エネルギーなど環境を考えたキャンプ生活の展開
(3)国際交流プログラムを通じた国際理解・国際貢献・国際協力の実施
(4)奉仕活動を通じた地域社会との交流