青柏祭に欠かせない七尾銘菓「長まし」をみなさんはご存知ですか?
新茶の出る八十八夜になると七尾のお菓子屋さんに出てくる銘菓です。
地元産のもち米・カグラモチを使い弾力のあるやわらかさと餡のほのかな甘さのマッチした美味しいお菓子です。
「ながまし」の由来
「ながまし」の歴史は技の歴史で室町時代の名工・酒見助右エ門の卓越した技をたたえ龍門寺建立を祝った縁起菓子です。
七尾市街の西部、山の寺と呼ばれる法華谷には数多くの神社がありますが、
そのひとつ、龍門寺の本堂建立にあたり、文明五年(1415)酒見助右エ門が大ケヤキ一本のみを用い魚寄と言われる工法でみごとに完成。
魚寄と言われる工法その技をたたえ、建立を祝っての形を模した「ながまし」が発案されました。
さまざまな祝い事はもちろんのこと槍や鉾を思わせる勇壮な形から魔除け・厄除けなど広く人生の節目に用いられてきました。
今では祝辞や魔除厄除けとして重宝され、青柏祭(せいはくさい)の名物となっています。
こちらに来られた際は、お近くの和菓子店にありますのでぜひどうぞ!!