このところ、父の死によって未だに哀しみが続いている、(でも少しづつ元気にはなってきた・・・気がする)私なのですが、毎日、父の名前を呼ぶ時間を儲けて涙して嘆く作業(グリーフワーク)をやっています。

カウンセラーさんや臨床心理士の方の話などを読むと、こうしたグリーフワークというのは悲しみを長引かせないために必要なことなのだそうです。これを意図的にしっかりやることであとあと自分の気持ちも再生していくのが早く出来るようになる。ということです。
ということで、一人なので、もう何でもいいからやりたい放題、やっています。

まず「お父さん!」って呼びたいので呼びまくる!、、
写真をみて、動画をみて、声を聴いて、、生きている時のお父さんに向かって、「お父さん!」って何度も呼びかけてしまいます。

動画のお父さんはいつもの声でしゃべって笑っていて、この動画を撮影したのが約、1年半ぐらい前で、その時にどうして動画を撮影しようと思ったのかというと、やはり、いつか父が亡くなるだろうから、生前の動画を撮っておきたかった!そういう意図でした。





でも、まさか本当にその次の年に、、、これもある意味予感だったのかなぁ?と思ったりしますが、とにかくその時は父の動画を何度もとっていました。これが何とか今の私の癒しになっていたりします。

声が聴きたい!、、、動画で父がしゃべって笑ってたりするので、それを聞くとホっとするのです。
生きているみたいだなぁ~って思って。


そんなこともただのなぐさめであって、実際にはこの世にはいないのだから、、そんなこと意味ないとか、よけいに虚しくなるのでは?とか思うと思うのですが、意外にそうでもありません。

この動画があるだけで、脳は騙されます。私の場合ですけどね。ひととき、お父さんがいると思ってうれしくなるのです。

よく、母親からはぐれた、または亡くした動物が母親と似たようなフワフワの羽毛状のものを置いてあげると、母親だと思って一緒に寝たりして安心するっていうのがありますが、、
人間なので、認知の度合いも違いますから、それと同じとは言わないものの、でも、、似たようなものかもしれません。

仮でもいいのです。そこにいるかのように見えているだけで、、
父の存在を感じることが出来るのなら。
いや~、、本当にいじらしいなぁ、と自分で思います。(笑)

でも、その後、涙が自然に出てくるのでわぁ~っと泣いてしまいます。
いや~本当に、、これがどれだけ続くのでしょう。
そして父宛てに言いたいこととか話したいことについての手紙を書いたりもします。・・・
これもけっこう有効だと思います。

こういった作業というのは、あの本にも書いてありましたが、亡くなった人よりも、こちらに遺された人のほうが供養が必要なのだ!というのです。

なるほどなぁ~~と思いました。
だから、自分が気のすむように色々とやるわけです。


動画の父は自分が磨いている石を得意げにいくつも私に紹介して、
「どうや?どうや~?」って感想を聞いているのでした。

私もそんなことすっかり忘れていましたが、そういえばそうだったなぁ、、って思い出しました。
この時期は5月だったので、動画のすべてに小鳥がチュンチュン鳴いている声もはいっていて、光と緑が溢れて写真のように気持ちの良い季節でした。









こんな時に撮影しておいてよかった。

亡くなったときは冬枯れの、庭もほとんど葉が落ちて淋しい、、本当に寂しい季節になっていたので、、その上の今回の旅立ちだったから、本当に舞台が揃っていたというか。
何度言っても終わりませんが・・。


そして今までもそうでしたが、亡くなった人がどこに行ってしまうのか?どうしているのか?が知りたくてそれ関係の本を今更ですが、何冊か読みました。 お金ないので古本で10円とか60円とかです。

あの有名な江原さんの本も初めて読んでみました。
全てを鵜呑みにするわけでもないのですが、でもその中でも今迄の私が体験してきたことや、情報とうまく合致するところや、納得できるところも多々ありました。

そうやって自分自身がこちらに取り残されているという状況で、少しでも救われたいという心境。
だってこの前の夢の中の父は本当にさっぱりした顔してたので、、どこに行ったのかなぁ?っていう気持ち。

いや、むしろ父だけじゃなく、ほぼ亡くなった人は本当にさっぱりした顔で出てきます。
しかも生きている時よりも何倍も若い、そして優しく神々しいぐらいの笑顔を見せてくれたりしますから。
果たしてどこに行って何をしているのだろう?と思ってしまうんですよね。

でも、私も知っていることですが、亡くなった方々は消えて土になってわけじゃありません。
私は父にも時々話をしていました、亡くなっても意識があること、魂と言われるようなものが肉体を抜けてあること。

そういう話をしていたので、父は私の体験や話を「信じる!」と言っていたし、
だから、比較的自分の死を巧く認識できたのかもしれません。(?)


人によっては、完璧な洗脳されている=唯物主義者だと亡くなってしまった後でも「自分!」という意識があるものだから、自分が死んだことに気づかず分からずに混乱し、しばらく迷うことになってしまうらしく、、そして特に今の時代はそういう人が多いのだそうです・・。困ったものですね~、、
迷って幽霊になってウロウロされると。この前の女性みたいに浮遊しつづけるんでしょうかね・・?

だけど江原さんによりますと、幽霊なんて怖くなんてないですよって・・。
だって、亡くなった時に痛かったとか、これほど苦しかったということで、怖い顔をしていたり髪を振り乱していたりするだけで、、もしそれが自分の家族だとしたら、それを見た人に「怖い!」って言われるといやですよね。
と書いてありました。苦笑

確かに、、、そのとおりですよね。

長くなりそうなので、、つづく・・・