伊藤博文 | 店 主 の コ コ ロ

店 主 の コ コ ロ

高層マンションが立ち並ぶ谷間にある小さなカフェ。
毎日の「いらっしゃいませ。ありがとうございました。」から生まれるお客様とのエピソード。
一日が終わるといつも思う・・・今日もいろんなコトがあったな。
カフェに集まる人々を通して感じる店主のココロの日記。

お客様から伊藤博文の1000円札で、お支払いいただいた。

久しぶりに見たので、ちょっと感動した。

野口英世の1000円札に比べると、意外と幅がある。

色も茶系で余白部分も多い。

見ていると、だんだん違和感を覚える。

きっと、もらったみんなが、そう感じるだろう。

そうなると使う場所を考える。

もしやと思い、銀行のATMに入れてみる。

予想どおり、はじかれる。

わざわざ窓口に持っていくのも…どこかのお店で使うのも勇気がいる。


感動的だった伊藤博文は、今や私の中ではただのやっかい者。

とるあえずカウンターの透明シートの間に挟み、眺めながら行方を考えている。