2002年にアニメ化され放送していたアニメですね。いまとなると一昔前か・・・?



夢を見て、繭から生まれる少年、少女たち―灰羽彼らはその夢でみたことに由来する名前をつけられて、壁に制限されたなかでの暮らしをしていく。壁に触れたものは罰を受け、また、意図的に壁を越えることは許されない。 壁を越えるのはその灰羽がその世界から消えてしまうときである。 とまあ、その壁をめぐるストーリーでした。




世界観や雰囲気が独特でした。OP、EDもその雰囲気に綺麗にマッチしていました。

以下、ネタバレ含む感想を書かせていただきます。需要無いと思うけどw




伏線をはって回収。これに尽きたと思います。落下が見た夢(カラス)のこと、礫について、壁について、etcでもそれらは、基本設定として組み込まれていたんだと思います。起承転結がちゃんとしていたというかなんというか・・・問題提起とそれに対する結末っていう展開でした。



空が壁を越えたこと、落下が出会ったカラス、礫を救う落下。この3つが主だったストーリーでした。空が壁を越えたことに関しては、壁を越えるということがどういうことかを示しておきたかった故の展開でしょうけどね。要は表現したかったのは、礫が落下に救われて罪を消して、祝福を受けるさま。ということになるんでしょうか



僕の解釈では、落下が夢で見たカラスは礫のことなんだと思います。翼の色も黒いですしね。井戸のくだりに関しては、礫が落下のことを救ったことを、鳥が伝えたんです。鳥はあくまでも忘れたことを伝える存在。翼の黒い誰かが落下のことを救ったことを意味するんではないかと。

それが誰だか思い出せない落下、劇中礫は自分は忘れられてしまうんだとか言ってましたしね。


つまり、先にいた起承転結の重に起と結の部分がはっきりしているんですよね




まとめると、起承転結と世界観が肝のアニメだったと思います





あとまあ、最後に礫が祝福をうけたシーンは感動しましたね。礫の本当の意味に関しても。(2通りの意味がありましたがもちろん後者のほうです。