私は秋冬に植木屋さんのお手伝いをしているのですが、

なくてはならない道具の中に

ミニバリカンというものがあります。

 

私が使用しているのはマキタの

 

 

MUH263DRF 

↑これはバッテリーと充電器のセット。

 

バッテリーと充電器をお持ちの方は

本体のみ購入でOK

 

 

これがあるとないのとでは

仕事の効率が大きく変わります。

個人邸では

ミニバリカンだけの刈り込みってことはなかなかないので

BL1830バッテリー一つで

十分一日作業が出来ます。

とにかくバッテリー切れの心配をしなくてよいほど

電池の持ちが良いのです。

 

ひとつ、使っていて気になる点があると言えば

ホームユーザー向けの質感、品質であるという点。

1代目はモーターが壊れて、現在2代目。

プラスチッキーで中国製、ということで

マキタの本業 プロ用電動工具とは

全く違う考えで作られていると感じます。

 

しかし、「使える」道具なのも事実。

プロ仕様の2万円台モデルが出ても

プロなら十分費用対効果のある道具ではないでしょうか。

 

そんなミニバリカンがドイツのチェンソーメーカーである

STIHLから発売されるという情報を入手したのが去年の夏。

予定よりだいぶ遅れて、ついこの間発売されました。

 

 

「プロ仕様」を期待して購入。

 

 

私は仕事道具、特に刃物は

「中国製品」を使用しません。

中国製品も確かに良くはなって来ていますが、

たぶんプロを納得させる「刃物」を

中国では作れないでしょう。

ドイツ、スイス、日本

刃物は民族の「気質」から生まれるものだと

私は考えています。

ただ、日本が他国にかなわない部分もあり

中国が他国より優れている部分もあるのです。

コストをきちんとかけた中国製品は

やはりそれなりに良いものになります。

 

ちなみにSTIHLのHSA25は

ドイツ製。

 

キャリングバックと

 

充電池、充電器は

 

中国製です。

 

驚いたのはHSA25の販売価格。

本体+充電器+充電池で

2万円を切ってしまうんです。

これは売れてしまうのでは?

と、買いやすい価格の喜びと同時に

STIHL HSA25までもがホームユーザー向けミニバリカンなのでは

という不安感。

 

自分的には必要ない安っぽいキャリングケース

セットに含まれる

芝刈りアタッチメントと

バリカンアタッチメントは

素早く簡単に交換可能。

(工具の必要なし)

 

ではマキタのMUH263と比べてみましょう。

 

まずはバッテリーから

大きさも重さも全然違う。

 

ちなみに電圧も違います。

STIHL 10.8V

MAKITA 18V

 

電流はもはや選び放題なので

使用時間はマキタの圧勝。

軽さはSTIHL.。

 

 

ややSTIHLのほうが刃が短い

 

 

小回りがききそうだけれど

グリップの角度の設定が

吉と出るか凶と出るか

 

 

重量バランス。

 

マキタはスイッチ部にバランス点

 

バランスが良い道具は使っていて疲れない。

 

こちらはSTIHL

バッテリーが軽いので

かなりのフロントヘビー。

 

ではSTIHLが使いづらいのかと言ったら

全くそんなことはなく

 

1キロを切る製品重量では

フロントヘビーも全く気になりません。

 

刃のサイズ、受け刃の構造、考え方は

両社違うようなので

実践投入でどうなるか

 

明日は朝早いので

中途半端に切り上げますが、

実際に使用したら

また使用感などを記事にしたいと思います。

 

なお、一般の方でもSTIHL製品を購入することが出来ます。

STIHL製品は購入できる店舗が限られていて

対面販売が基本です。

 

STIHL製品購入可能店舗検索のリンクを張っておきますので

活用してください。

http://www.stihl.co.jp/dealer-locator.aspx

 

最近STIHLにカジュアルユーザー向け商品も増えてきました。

これまで以上に販売方法を考えないと、

狙ったユーザーに自慢の商品が届かなくなると思います。

普通の人には

専門ショップは「プロしか行ってはいけない場所」だと思われていますよ。

もしくは行きづらいんです。

 

機械の事を何も知らないお客さんの対応は

正直大変な仕事になるかと思われますが、

STIHLが対面販売を徹底する以上

カジュアルユーザーの購入窓口は

プロショップである販売店さんしかないわけで、、、

 

買う側の立場で述べさせていただきますと

販売店さんの対応次第で

同じ「モノ」でも

道具への愛情がまったく変わります。

 

気持ちの良い買い物をした後は、

その道具を見るたびに気分が良くなりますし

残念ながらまたその逆もあります。

 

ユーザーは販売店の思想や努力を、

販売店はユーザーの気持ちを

お互いに思いやって、

「価格」だけではない

長いお付き合いを実現させていただきたいと

考えています。

 

おやすみなさい。