同じ銀行でもスタンスは異なります | 銀行融資で資金繰り改善!元銀行支店長だから知っている中小企業経営者向け会社の現金を最大化する方法

同じ銀行でもスタンスは異なります

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でも、どうしても能書きを見たい方はブログを読んでください。


同じ銀行でも、支店によってスタンスは異なることが珍しくありません。


支店にはランクがあります。支店長の性格によっては融資スタンスも全く異なります。



私は、本店の法人新規の営業部長を含め3支店の支店長を歴任しました。


最初は住宅地の預金吸収型の支店に赴任しました。ここでの業務は「預金集め」が主流です。私は預金吸収型の支店でも法人融資を積極的に行いましたが。(笑)


同じ銀行の中でも支店によって、自分の支店で集めた預金、つまり「仕入」よりも多くの融資、つまり「販売」をする支店があるのです。


支店のランクは、大都市にある大きい支店はランクが上です。また銀行の戦略上重視している支店もランクは上に位置します。戦略店舗として新規出店した支店などが該当します。


同じような性質の支店でも、勢いのある、つまり業績が伸びている支店と勢いのない支店の違いも明白ですね。勢いのある支店は活気があります。声が出ています。



勢いのある支店や上位ランクの支店には優秀な行員が集まります。


融資が受けやすいのは、この「勢いのある支店」なのです。


担当者も支店長も「なんとか頑張って融資したい」と常日頃から考えているからです。


もちろん銀行の支店にはエリア制という枠があるので、好きな支店を選べるとは必ずしも言えません。


ここでお話したことを頭に入れて、良い支店を選んで取引をしようと心掛けてもらいたいですね。


大きな資金の融資を受けたいと考えている場合は、必ずしも会社に近い支店に行くと決めつけないでください。


最後までお読みいただきありがとうございました。