///A cruel angel's whisper in my ear...
I'* g**na kill y** b*by
I'll del**e all the **m*ries
I d*n'* wann* *is* *ou darli*g
t*at r*min*s *e of the pa** ///
///A cruel angel's whisper in my ear...
I'* g**na kill y** b*by
I'll del**e all the **m*ries
I d*n'* wann* *is* *ou darli*g
t*at r*min*s *e of the pa** ///
2月10日
僕は 彼を捨てた
ずっとずっとこの中で息づいていた
彼を殺した
でもそれは悲しい死じゃなくて
さようなら で
卒業に似たなにかで
悲しいけれど
後悔はしていない
そんな今
彼と彼女ことを少し
彼が何よりも愛していた少女の話を
彼女の名前を表現する
文字は存在しない
それは口頭でのみ在った
彼と彼女だけの秘密
彼ははっきりと表記しないよう執心していたが
その名前を
音としてあらわすならば
彼女の名前は
Y U K I
ゆ き
空から舞い降りる氷の粒 雪 と同じ音
イントネーション的には
ゆ にアクセント
無垢な瞳に長いまつ毛
真っ白な肌
顔立ちは天使のように愛らしく
笑顔は見るものを幸せにした
彼がとりわけ愛していたのが
さらさらと零れ落ちる美しい髪の毛だった
柔らかくウェーブを描く
色の薄いその髪に触れながら
何もかもを失った
出逢いは幼い頃
大きな大樹の下
彼女が微笑んだその瞬間からずっと
さながら盲目に
すべてを賭して
彼女を愛していた彼
自らで自らを縛り
鎖に繋いだ
彼女がもう一度
彼の名前を呼んだなら
彼女にのみ許された彼の名を呼ぶこと
それが叶ったなら
そんな
彼の話