ピアノ？ ピアノフォルテ？ どっち？

みんなが大好きで一番知られている楽器といえば？

そう　ピアノだよね。
でもこの呼び方って本当は半分しか呼んでないって知ってた？

ピアノという楽器が誕生する前はチェンバロといって
形はピアノみたいなんだけど、弦をギターみたいに引っかいて音を鳴らしていたんだ。
だから弾いた瞬間が一番大きな音であとは小さくなっていくしかなかったんだ。
バッハさんやモーツァルトくんの曲によく出てくる　ドレドレドレ～～～～　と
隣の音を連続して弾くトリルという奏法はそういった音の減衰を少しでも解消しようと発明された奏法なんだ。

そこで華々しく誕生したのが　ピアノさん！！
しかもこの楽器は弱く弾けば小さい音が鳴るし　強く弾けば　大きくなる　
これは今まででは考えられない大発明だったんだよ。
だから　小さい音（ピアノ）から大きい音（フォルテ）までなる楽器ということで　ピアノフォルテと名づけられたんだよ。

これからはピアノだけじゃなくピアノフォルテって呼んであげてね。