いじめを受けた大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題で、滋賀県警は28日、捜査の過程でわかった男子生徒への暴力行為の経緯や学校の対応を報告書にまとめ、市などに提供した。
生徒、教諭ら計約400人からの聞き取りや、市教委と学校から押収した資料などを基に作成したもの。「校内暴力などを見た生徒は積極的に先生に声をかけてほしい」「先生は警察にも相談を」とのメッセージも添えたという。
報告書を受け取った越直美市長は「いじめの深刻化を防ぐ参考にする。警察と相談して学校や市教委が通報する基準を明文化したい」と話した。