Blue in Blue fu-minのブログ〈☆嵐&大宮小説☆〉

嵐、特に大野さんに溺れています。
「空へ、望む未来へ」は5人に演じて欲しいなと思って作った絆がテーマのストーリーです。
他に、BL、妄想、ファンタジー、色々あります(大宮メイン♡)
よろしかったらお寄りください☆

○「空へ…」は、大宮さんメインだけど、嵐の5人に出演していただいた、絆がテーマのストーリーです。

ものすごーく長いけど、だんだんおもしろくなってくると思います(←The 自己満!)

○他のお話は、嵐さん(大宮メイン)の日常や、ドラマのワンシーンをイメージしたものです。

ちょっと 腐 が入ってますけど、ソフトタッチしか書けませーん((;^_^A。


よろしかったら、お入りください♡



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アパートの外階段を一気に駆け上がる。

 

帰り道、ずっと浮かんでたのはあいつの泣き顔。

 

ハアハア、上がりっぱなしの息で最後の一段を上りきったその先に、

 

いた。

 

いつもみたいにドアにもたれて…、ない?

 

「…かず…」

 

 

「お帰り。相葉さん」

 

あれ? なんだろ、妙にすっきりした顔してる。

 

「遅かったね」

 

…微笑ってるし。

 

「来てたのか」

「うん、でもいいや。帰る」

「なんでだよ。入れよ」

「…用事ないし」

「じゃ、なんでいんだよ?」

「だから、帰るって言ってんじゃん」

 

歩き出す。

ホントに帰る気だ。

 

「じゃね」

 

でも、気づいた。

常夜灯の白い光に浮かんだのは、赤くなった目と鼻の頭。

 

 

そんなんで帰んの?

 

「さっきまで大野さんと一緒だったんだ」

 

すれ違った背中に言ってみる。

 

「なんか、ケガしてた」

 

ほら、立ち止まった。

 

「…どんな?」

 

ゆっくり振り返った顔は、不安げで。

 

「あざとたんこぶ。痛そうでさ、大丈夫ですかって聞いたら、全然平気って言ってたけど」

「…ふうん」

 

くそ、明らかにホッとしたな。

よーし、

 

「それと、ほっぺにクッキリ2本の爪痕」

「…え?」

「客商売なのにあんなキズ、大丈夫かな。結構目立ってたもんな」

「ウソ…」

 

目、キョドってっぞ。

 

「どうしたんだろうね。ケンカかな?」

「…何言いたいのさ」

「え?べっつにぃー」

「…大野さんは、今日はオレと一緒だったし」

「じゃあ、かずがしたの?」

 

キュッと唇を噛んでから、

 

「…引っ掻いてなんか、ない…」

 

消え入りそうな声。

 

「だよねー。あんなの、女の人の長い爪とかじゃなきゃ付かないよねー。え? じゃ、やっぱ浮気?」

「違う! 大野さん、そんなことしてない! オレが、…オレが突き飛ばしたから…」

 

あらら…、目がウルウルになっちゃった。

 

「ウソウソ、傷痕なんて無かったよ。相変わらずのイケメンさんでした」

 

ちょっと恐かったけどね。

 

「っバカ! そんなウソつくな!」

「んふ、ごめんごめん」

 

ホッとした途端に元気な声出しちゃって。

 

でもな、そうやって睨み付ける目も、

 

「ほら、来いよ。美味いコーヒー淹れてやるから」

「…いらない」

 

プイッと横向いた尖った唇も、ただ可愛いだけなんだって。

 

「いいからっ!」

 

体の横でキュッと握られた、クリームパンみたいな小さな拳に手を伸ばす。

グイと引っ張れば、拗ねた顔しながらも振り払おうとはせず、黙ってドアの中に入ってくれた。

 

「待ってな」

 

いつものラグの上、かずを座らせてキッチンに入る。

 

「久しぶりに来た気がする」

 

なんて、テーブルに頬杖ついて目であちこち見てるけど、

 

そうだよ。

久しぶりなんだよ?

 

かずが大野さんを好きになってから、あんま、来なくなったんだから。

 

それに、

 

さっき、ドアにもたれる事無くスッと立ってた姿がやけに大人びてて、くやしいけど大野さんが言ったとおりなのかなって思えてさ。

 

「なに、ジロジロ見てんのさ」

「ふふ、可愛いなーって思って」

「バッカじゃない」

 

でも、大人になったって、かずはかずだ。

 

 

例えばこの先、誰かに渡しちゃうことになるとしても、今はまだここにいる。

 

 

大事な大事な、家族、友達、いや、俺のハートの一部みたいな?

 

 

だから、安心できる相手じゃなきゃ、そう簡単には手放せないってこと。

 

 

 

 

 

 

 

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「ほら、飲め」

 

不貞腐れたままラグに座り込んでるオレの前に、相葉さんがゴトとマグカップを置いた。

 

「俺、シャワー浴びてくっから。黙って帰んなよ」

「さぁね」

 

可愛げなく呟いて、香り立つ白い湯気を目で追う。

 

 

 

コーヒーなんか全く興味なかったくせに、いつの間にかミルやらドリップのセットやら、挙句の果てにオレ専用のこのマスタードイエローのマグカップまで揃ってた。

 

 

スカスカの食器棚に並んでるあと二つ。

淡いグリーンのとお洒落な感じのピンク色の。

 

一個が相葉さんのなら、あのピンクは誰のだよってことになるわけで。

 

 

 

 

 

大野さんのヘアーサロンの近くに、コーヒーが美味くて落ち着いたいい感じのカフェがある。

サロンのお客さん用のコーヒーの粉を配達してもらってる店で、相葉さんもすっかり常連さんになっていた。

 

一緒に何度か行ったことがあるけど、マスターの娘さんだというキレイなバリスタがいて、いつも相葉さんと楽しそうに言葉を交わしていた。

 

お勧めのコーヒーとか、流行りのヘアスタイルとか…。

他愛無いほんの短い会話だけど、二人の醸し出す雰囲気がなんか擽ったくて。

 

そのうち、相葉さんの目が、愛おし気に彼女を追っていることに気付いた。

相手の方からも同じような視線が返ってきていることにも。

 

そして、相葉さんが1ヶ月くらい前から、オレをそこに行かせまいとしてることにだってとっくに気付いてる。

 

 

結果がピンクのマグってことでしょ。

 

コーヒーを一口啜る。

まんま、あのカフェの味。

 

久しぶりの部屋を見渡せば、美容関係の雑誌が並ぶラックの端に、賃貸物件の冊子。

 

だよね。

女の人って、絶対にトイレと風呂は別じゃなきゃだめらしいし。

 

あんな古ぼけた狭いユニットバスなんてさ。

 

 

 

オレは、温かくて少し苦くて相葉さん以外の誰かの影がちらつく、やたら美味いコーヒーを一息に飲み干した。

 

そして立ちあがる。

 

決意を伝える為に。

 

 

 

 

 

経年劣化か住人の手荒い開閉のせいか、歪(ひず)んだドアの隙間から漏れ聞こえてくるシャワーの音。

ザアザア水音がやけに大きくて。

 

とっくに体なんか洗い終わってるくせに、

ふふ、どんな顔してバスタブにしゃがんでんだろ。

 

さっさと終わらせなきゃ風邪ひいちゃうな。

あ、ナントカは風邪ひかないっていうか。

 

 

 

オレは、ユニットバスの素っ気ない金属のノブをグイと引っ張った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つづく。

 

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