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写真撮影もうお断りッ
大追跡！フィンガー５ソ～レツ１週間
フィンガー５のステージの魅力は
なんといっても彼ら自身が
曲目を選び アレンジに参加し
ステージ効果を考えてショーを構成している点にある
会場についてマッサキに音合わせをするのが
一夫と光男のふたり
正男はひとりでテープの音に聞きついて勉強
晃と妙子がマンガに読みふける
そして 音合わせを終えた２人が戻ってくると５人で話し合い
その時はさすがにプロのきびしさが表れるのだ
本番前の表情はだいたいこんな調子なのだ
舞台で好んで歌う曲は
モンキーズの『ステップ・イン・ストーン』
マイケル・ジャクソンの『ノーノーノー』
ジャクソン・ファイブの『I Will Be There』など
彼らがデビューを夢見ながら猛レッスンに明け暮れていた頃の
レパートリーから選んでいるのが多い
それぞれの曲を
晃が 妙子が 正男が 光男が 一夫がソロで個性を発揮するわけ
フィンガー５の人気の秘密は
ひとりひとりの魅力を十分に光らせている
その辺にあるのだろう
４月×日 名古屋市公会堂で公演
あいにくの雨にもかかわらず
２階席まで超満員だ
さすが人気者 フィンガー５だ
妙子が内臓疾患のために仕事を休んでいたけど
この日からちょっと無理して参加
ガンバっていたのが印象的だった
そして楽屋では――
おもちゃのピストルで撃ち合ったり
正男がブルース・リーのマネをしたり
その横では一夫と光男が音楽談義
ワーワーキャーキャー なんとも楽しい雰囲気なのだ
帰京する新幹線の中でも楽しさは変わらず
マネージャーが「よその人に迷惑だから静かに！シー！」
な具合なのだ
４月×日
１か月前にできあがった新居を祝って
パーティーをやる日
沖縄や奄美大島や大阪から
親戚の人が続々上京して大盛況
「お父さんお母さんありがとう」と席上挨拶した晃の言葉にシーン
正男がビールをグイグイ飲んで拍手喝采
楽しいパーティーでした
５月×日
自宅近くの老人ホームを慰問し
全員で「炭抗節」を合唱
そのあと東村山のグラウンドで
交通安全チャリティーショーに出演
のどを痛めている晃が吸入器を使って調整していました
そして夜・・・・・
昼間の疲れをものともせずに全員集まると
即はじまるのが“麻雀”でも誤解しないでネ
マージャンといってもふつうとは違って
誰でもできるようにルールも簡単にした
一夫の考案による新式マージャンです
大将が一人あまっちゃうけど
彼女はかいがいしくもお茶くみで サービスするわけ
一度そこに参加したかった
というわけで
メンバーを追っかけて１週間
取材のぼくらも疲れたけど
写真をシツコク撮られまくった５名も口をそろえて
「もう写真撮影お断り！」だってサ
ゴメンナサイ
でもまた来月もシツコク追いかけるからヨロシクネ