エミさんリクエスト
『FINGER5座談会 お兄ちゃんたちの彼女のことをバラしちゃおう!』
リクエストありがとうございます!
では、どうぞ。
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FINGER5座談会
お兄ちゃんたちの彼女のことをバラしちゃおう!
たのしみがいっぱい!
5年ぶりの故郷・沖縄
一夫 兄妹で座談会やるなんて初めてだね。
今日はお兄ちゃんが司会だから、みんなしっかりしゃべれよ。
晃 司会、ガンバレ。
一夫 コラ、ひやかすな(笑) まず沖縄の話でもしようか。
ぼくら2月14日から17日まで、沖縄公演にでかけるわけだけど、5年ぶりの故郷だからすごく懐かしいね。
光男 沖縄を出たとき僕は5年生で、友達も多かったから、みんなに会うのが楽しみだな。
妙子 私はほとんど覚えてないよ。5つだったんだもん。
思い出すのは、海の上のおばあちゃんの家くらいよ。
一夫 妙子はおばあちゃんに育ててもらったもんだからね。
お母さんがお店の方をやってて忙しかったし。
晃 家のそばが海でさ、よくみんなで泳ぎに行ったよね。
正男 学校へ行く時、サトウキビの畑を通って行ったよね。
キビを噛みながらね。あれはあまかったなあ。
光男 僕が一番忘れられないのは、バンジールーだな。
妙子 なあに、それ?
光男 果物さ、みかんの小さいのぐらいの大きさで、クリームみたいな味がするんだ。
一夫 そうそう、実は青いけど中はピンク色でね、それこそほっぺが落ちそうに美味しいんだよね。
晃 話を聞いてるだけでツバが出てきちゃった(笑)
正男 パパイヤなんかも、木になっているのをいくらとっても叱られなかったもんね。
一夫 この間銀座でみたら一個千円だったよ。
妙子 今度行ったら、うんともらって売ろうか(笑)
光男 パパイヤの赤くうれたのはうまいからなあ。
正男 それから、お母さんが良くパパイヤの油炒めを作ってくれたじゃないか。
晃 うん、それは僕も覚えてる。まだ青い実を千切りにして油で炒めるんだ。
光男 パイナップルだって畑へ行けばタダ同然だし、今度行ったら果物を思いきり食べてくるよ。
正男 台風の時、外へ飛び出して、風車なんかで遊んだっけな。内地じゃみんな家へ閉じこもるけどね。
一夫 ほら、具志川のワン白グループがあってさ、みんなで鍾乳洞をみつけたじゃないか。
入口が2メートルぐらいなのに、中は20メートルぐらいの高さがあってね。
光男 目のないヘビや、白いウナギがいたっけね、いまはマッシュルームの栽培所になってるっていうけど、あそこも行ってみたいな。
内バケ大学なんて行く気しないよ
一夫 今度は学校の話をしようよ。
光男 この春は、お兄ちゃんと正男と晃が進学するわけだね。
一夫 僕は高校をでるんだけど、普通の大学じゃなくて、経営の専門学校へ行きたいんだ。
これから5人でグループをずっとやっていくには、経営学と簿記ぐらい覚えておきたいからね。
晃 僕らのプロダクションの資本家になるんだね(笑)
妙子 そしたら、すぐ給料値上げのストしちゃうから(笑)
光男 正男は高校進学だけど、どこへ行くつもりだい?
正男 一夫兄ちゃんと同じ堀越学園を狙っているんだ。
一夫 堀越の芸能クラスは、今年は20倍ぐらいの競争率になるらしいぜ。
正男 わぁ、ユーウツ。
妙子 どうしてそんなに高いの?
一夫 ほうぼうの劇団とか、スクール・メイツみたいなグループの子が一斉に受けるらしいんだ。
なんでもマネージャーまで試験されるってウワサがあるよ。
光男 どういうわけ?
一夫 タレントが学校へ行けないとき、勉強を教えられる実力のないマネージャーではダメなんだって(笑)
正男 僕の場合、入学試験が2月18日で、沖縄から帰った日なんだよ。
それにあんまり勉強もしてないし、心配だなあ。
光男 その点、晃は公立で試験がないから気楽だね。
晃 僕も中学を終わったら、堀越へ行くつもりだよ。
妙子 堀越の幼稚園へ行くの?(笑)
晃 バカにすんな。僕は大学へ行くんだぞ。
一夫 お前の成績じゃ、行ける大学ないんじゃないか(笑)
晃 いけるよ。大学の試験なんて簡単ですよ(笑)
妙子 アーちゃんの得意な学科は、社会、音楽、体育、図工、家庭科。
勉強しないでもできそうなものばっかりなんだよ(笑)
光男 男のくせに裁縫や料理が得意なんだから、おかしなやつだよね。
正男 晃のつくった味噌汁なんか、確かに美味しいと思うよ。
晃 (とくいそうに)味噌汁っていうのは煮すぎると味がこわれるんだ。
一夫 晃は、学校と仕事とどっちが好きなんだい?
晃 両方。・・・そう言わないと怒られるからね(笑)
一夫 ほんとはどっちだ?
晃 どっちも好きだよ。学校へ行けば友達も結構多いしね。
鉄棒やサッカーやって遊べるから・・・。
妙子 勉強は関係ないんだよね(笑)
一夫 光男は高2だけど、もちろん来年は大学を狙うんだろ?
光男 そのつもりだけど、留年になるとこまっちゃうナ。
一夫 でも、テストはかなりいい点とってるんだろ?
光男 一学期は世界史が一番よくて96点。
正男 (ため息をついて)俺には夢みたいな成績だ。
光男 でも数学が悪くて56点だったんだ。
正男 上等だよ。おれなんて30点ちょっとだもんね。
光男 2学期の英語もよくなかったし、ちょっと心配だな。
一夫 お前は僕らの中で一番できるんだから、大丈夫だよ。
妙子 私は高校までしかいかないんだ。
晃 そんなこといって、大きくなったら、行きたがるに決まってるさ。
正男 でも大将は、お嫁に行くっていうより、お婿さんもらう感じだな(笑)
妙子 大学へいかないのはそんなことと関係ないよ。
大学はこのごろ内バケやデモばっかりやってて、勉強ろくにしてないじゃない。
だから行ってもしょうがないじゃないんだよ。
お兄ちゃん達より俺ももてるんだ
一夫 ところで、この中じゃ誰が一番モテるだろうかなあ?
正男 そういう一夫兄ちゃんはガールフレンドはいないの?
一夫 それなんだよ。今までずいぶんインタビューもされたけど、誰も僕に女の子のことを聞いてくれないんだ(笑)
よっぽど子供っぽくみえるのかな。
光男 じゃ今日はじっくりきいてあげるよ(笑)
一夫 うーん、そう言われるとまた困るんだな(笑)
小学生の頃は好きな子もいたんだけど、中学からこっち、ぜんぜんガールフレンドができないんでね。
妙子 そんなにひどい顔してるかな(笑)
一夫 顔の問題じゃないよ。なんていうか、自分の好きなタイプがはっきりしないんで、目移りがしちゃうんだな。
正男 ぼくは一夫兄ちゃんの好きなタイプ知ってるよ。
ポチャポチャした顔で、ちょっと太り気味の、おとなしい女の子ね。
一夫 なんだ、僕よりも詳しいじゃないか(笑)
晃 女の子のファンでも、一夫兄ちゃんのところへくるのは、だいたい3つか4つのちっちゃな子だね(笑)
妙子 アーちゃんに声かけるのはオバアチャンだしね(笑)
正男 光男兄ちゃんは、中2のときに好きな女の子がいたろ?
光男 ん?うん、まあ・・・。
晃 光男兄ちゃんは、女の子の話をすると、いつでも顔を隠して黙っちゃうんだ。純情なんだね(笑)
正男 バレー部員でね、とっても活発な子なんだ。
光男 もういいよ、片思いなんだ。顔見てるだけで、なんにも言わなかったよ。
妙子 可愛い子?
光男 うん、そう思うけどね。
正男 あの顔でかよ(笑)
一夫 正男は知ってたんなら、どうして応援してやらなかったんだ。
正男 そう思って、いろいろ探ったら、ほかの男の子が好きなことがわかったんだ。
グズグズしてるヤツが悪いのさ(笑)
光男 そういうお前も、同級生で好きな女の子がいたじゃないか。
正男 ああ、音楽部の子ね、あの子は、中学の入学式のときからオレが好きだってこと、友達から聞いていたんだ。
晃 よく言うよ(笑)
正男 ほんとだよ。でも付き合い始めたのは2年からだね。
妙子 デートしたの?
正男 二人っきりっていうのはないな。
ほかの友だちと一緒に遊びに行ったけどね。
一夫 チェッ、兄貴はガールフレンドもいないっていうのに、弟たちはちゃっかりデートしてるんだね(笑)
光男 僕の見たところじゃ、そろそろふたりきりのデートでもしそうだったんだ。
そのうちだんだんおかしくなって、ダメになっちゃった。
正男 そんなことないよ。まだ続いているよ。
一夫 わかった、わかった。お前が一番モテるよ(笑)
晃 (抗議するように)オレ、モテるよ。ほんとだよ。
一夫 ああ、晃を忘れてたな。失礼しました(笑)
晃 学校で毎日ファンレターもらうからね。多い時は1日5~6通ももらうよ。
妙子 月に5~6通の間違えじゃない(笑)
晃 おまはどうなんだよ。
妙子 学校でそんなものもらわないよ。学校は勉強しにいくところだもんね。
晃 なんちゃって、結局モテないんじゃないか(笑)
求むトイレ、バスふたつ付き住宅
一夫 家の話だけどさ、この頃は朝5時頃からファンの人がつめかけるだろ。
大家さんも気にしてるし、早く新しい家を見つけなくちゃいけないな。
光男 第一、今の家は全然狭すぎるよ。
7人家族でふたつ部屋っていうのがムチャなんだ。
晃 狭いからすぐ体がぶつかり合うし・・・。
正男 それで晃と妙子がいつもケンカになるんだよな。
妙子 あれはアーちゃんが悪いのよ。わざとぶつかるわけでもないのに、お返しだっていきなりぶつんだもん。
晃 態度が悪いからさ。
光男 よくまあ飽きずにケンカできると思って感心するよ。
一夫 ケンカを楽しんでるんだな(笑)だから、泣かない限り放っておくんだ。
妙子 新しい家には、絶対トイレと洗面所とお風呂は二つずつ欲しいわ。
一夫 朝なんか、顔を洗うのもトイレに行くのも競争だもんな。
それで大抵僕か妙子がビリになるんだ(笑)
光男 トイレは正男が一番タチが悪いんだ。
もう終わっているのに、わざとじらして出ないんだからね(笑)
妙子 そうよ、それで私が“モラしちゃう”なんて言うの(笑)
晃 風呂の方は光男兄ちゃんだよ。すごい長湯で、1時間半はたっぷりかかるんだから。
正男 お母さんが、おにぎり持ってはいんなさいって言うくらいだもんな(笑)
光男 そんなこと言うけど、晃と妙子が一緒にはいると、おもちゃなんか持ち込んで、なかなか出ないじゃないか。
正男 どっちにしても早く引っ越したいな。
一夫 新しい家は、お父さんには内緒で、僕らだけで探そうって約束したけど、なかなか見つからないね。
光男 いくつか心当たりはあっても、忙しくて見に行く暇がないしね。
晃 とにかく早く見つけようよ。
一夫 さて、最後に仕事の話をしようか。
僕らとしては、これからはショー中心で、お客さんと一緒に歌ったり騒いだりできるものをやっていきたいね。
光男 傾向としては、やっぱりロックだね。
正男 音楽的にはジャクソン・ファイブみたいなソウルをやりたいんだけど、日本ではあまりウケないからな。
光男 ロックに変わってからの、オズモンズがいいね、あのセンスを狙うべきじゃないかな。
一夫 オズモンズは週4日はレッスンしてるそうだよ。
僕らももっともっと歌と踊りをみっちりレッスンしたいな。
光男 チビの二人がついてこられるかな?
晃 やれるよ。
妙子 そうよ、絶対やるわ。
一夫 二人とも仕事をやってる時の方が顔色がいいし、楽しそうだからな。
正男 この二人にやめよろなんて言ったら、荒れてどんなことになるかわからないよ(笑)
一夫 まあ、これからも5人揃って仲良くやっていこうや。
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