現実

ぴったり2週間で、髪が抜けはじめ、毎日相当量が抜けているようす。

手で梳いても指の間に嘘みたいな量。

シャンプーしたら、びっくりした。

と、なぜか違う話を挟んで同じこと2回言う。

昨日の電話、寝ていたらしいけど

あきらかに今までと声の様子が違っていました

ろれつが回っていない

寝起き？って最初は思っていたのだけど

ずっと話をしていても、もどることはありませんでした。

それがね、結構ショックでしたよ、声でわかっちゃうほどに弱ってるなって。

運動会は行ってあげたいけど、こんなに眠い怠いならいけるかな・・昼過ぎまであるんだよねって。

弟には背もたれのある大き目の椅子用意してやってとは言ってありますが。

父方の祖母が入っている、訪問介護のホームの名前が思い出せずに聞くためにした電話でした

ばあちゃんには言えないなって思っていたら、父からすでに聞かされていて、母にお見舞いを送ってきていて、そのときに母が「長丁場になるから、お見舞いなんていいのに・・。」って、ばあちゃんは、『いつ、ぽっくり逝くかわかんないんだから、いいんだ～』・・・・・。

ばぁちゃん、そんな病気じゃぁないんだけど～～～

母は、「昔の人だからね仕方ないけど、あんまりだよねｗｗｗ」

じいちゃんは、肺がんであっけなく亡くなってしまったから、そう思っちゃったのかな

これから闘うのに、ねぇ。

髪が抜けた母は、かつらをさっそく被ってみたら

「なかなか悪くない」と。

「今度はもう少しショートを借りてこようかな～」って。

ただね、

今の今まで、自分がガンだよって言われても、腫瘍でいっぱいですよって見せられても

「ガンってこんなもん？」って思ってたって、まったく実感がなかったと。

いま、髪が抜け、どうにもならない倦怠感が襲ってきて

やっとやっと「私、やっぱりガンなんだ」と、大変な病気になっちゃったって。

強い抗がん剤で、いい細胞まで壊しちゃうような薬を使わないといけない病気なんだ

やっとわかったよ

私も、やっとわかったよ

やっぱり、そうなんだって

やっと、わかったよ

まだ、一回目しか終わってないのに

ちびきよ