著者 沢木冬吾
出版 角川
内容紹介「警視庁公安部の刑事だった
奥野侑也は、殺人事件で妻を亡くし
退職を決めた。孤独に暮らしていた
侑也に、かつての上司を通じて潜入捜査
の依頼が入る。北の果てに建つモウテルの
管理人を務め、見知らぬ人物と暮らし
ながら疑似家族を演じろという。
侑也が現地に赴くと、そこにいたのは
若い男女と傷ついた1匹の番犬だった。
やがて闇に隠れた謎の組織の存在と
警察当局の狙いが明らかになり、侑也は
眠っていた牙を再び甦らせるー。」
私の苦手な色んな聞き慣れない
小難しい漢字の長い
組織の名前がバンバン出てくる
ヤツです
ハリウッドばりのごりごりアクション
ハードボイルド❗️作品…だったら
旅に出て貰ったでしょう
いや。そういう作品なんですが、
それだけでは無い
むしろアクション部分は……薄っす❗️
って感受けました
主観が主人公の侑也だったり
同居人の女の子だったり
男の子だったり…
って主にこの3人なんですが
この赤の他人の3人が家族として暮らして
かなきゃいけなくて、最初はお互い
負の感情だったものが段々と打ち解け
あってくあったかい部分が好きです
登場人物が軸も脇もキャラが良い
何よりストーリーの主軸なのが
前の飼い主にモウテルに置き去りに
されたドーベルマンのマクナイト
(表紙の子ですね)
この子が本当良いのです
優しくて強くて賢くて誠実で可愛くて…
「奇跡の犬」と呼ばれる部分があるん
ですが、本当そうです
私は猫派なんですがね
人間の友は犬って言われる感じ存分に
味あわさせて頂きましたや~ね
アクション部分は書いたように
ちょっと…詰め込み過ぎて同じ本に
描かれてるのが違和感な感じはしました
…この部分に絡んでくる人達は
キャラ潰れしてて残念かな
でもマクナイトのカッコ良さは充分
味わえたので満足❗️
小難しくて国際的なスケールの犯罪組織
だの闇の殺し屋集団だの出てくる割に
読みやすくあったかぃ気持ちになれる
本だと思いますカッコ良さも請け負います❗️
マクナイトにしても出来過ぎ感は
ありますが
気持ちの良い本ですよ❤️