フェンシング団体銀・千田、「気仙沼みなとまつり」パレード参加へ…被災地復興のシ… | 110banのブログ

110banのブログ

ブログの説明を入力します。




 ロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体で銀メダルを獲得した千田健太(27)の出身地で、東日本大震災の被災地でもある宮城県気仙沼市は6日、千田に「気仙沼みなとまつり」(11、12日)のパレードへの参加を要請すると表明した。震災の影響で昨年は開催が見送られた夏の“風物詩”。地元の英雄が凱旋すれば、復興に向けた象徴となりそうだ。

 銀色に輝くメダルを手にした千田は、遠い故郷への思いを口にした。「地元に帰って銀メダルを報告したい。喜んでくれればうれしい」。9日に帰国する予定のヒーローには、希望をかなえるための最高の舞台がある。

 今月の11、12の両日に気仙沼市内で行われる「気仙沼みなとまつり」—。市は、祭りのクライマックスとなる街頭パレードへの参加を千田に要請する。担当者は「もちろん千田選手のスケジュールによりますが、来ていただけたら、これ以上ない喜びです」と凱旋に期待を寄せる。

 毎年8月に市内の沿岸地域で行われる「みなとまつり」は漁師たちの安全と大漁を祝う祭り。今回で61回目を数える夏の風物詩として、市民に愛されてきた。ところが、昨年は震災の余波で中止。2年ぶりの開催となる今回は、復興へと歩みを象徴する機会となるだけに、ヒーローの凱旋は市民への何よりのプレゼントとなりそうだ。

 ただ、千田が「地元に帰りたい」と望む背景には、さらに大きな目的がある。震災の津波で亡くなった親友で、岩手県陸前高田市職員だった小野寺諭さん(当時25歳)の墓前に銀メダルを報告すること。千田は決勝の後に「ずっと支えてくれた大切な友達。天国で喜んでいてくれると思う」と語っている。

 小学校から高校までずっと一緒の幼なじみ。東京の大学に進学した千田は、帰省の時は必ず小野寺さんのアパートに寄って泊まった。前回の北京で11位に終わった後、ふと弱音を吐くと、小野寺さんが「次はお前がメダルを取れよ!」と怒ってくれたことで、再起を志した。

 決勝の観客席。息子の遺影を膝にのせて応援した小野寺さんの母・礼子さん(61)は「ありがとう、と言いたいです」と語った。生まれ育った街に、そして亡き親友に報告するため、千田は胸を張って帰郷する。



この記事の著作権は配信元に帰属します。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120806-00000290-sph-soci


【キャンプ用寝具第1位】超軽量830g!新素材ハイパーエラスティック・ラバースポンジHITOGATA...