第6話で少し秘密が明らかに。


謎の白い服の少女と沫嶋黎士の妹七瀬との会話。


Ausgehende


凡才の沫嶋七瀬は常に天才の兄と比較され屈折し、列車運行プログラムをハックし、天才の兄を肯定し自分を否定する両親を殺してしまったが、未来から来た謎の少女には両親殺しだけでなく、兄殺しとまで言われる。

この時点ですでに沫嶋黎士は死んだことになっているのにどういうことか?

第4話でロイドが「沫嶋黎士は死んではいない。必ず帰ってくる」と言っていたから、今回の事件が解決したもうちょっと先の未来に沫嶋黎士を殺すということか?


敵アンドロイドが未来の妻を残してきたと命乞いをする(オイオイ、感情プログラムがあるとはいえアンドロイド同士が結婚したりすんのか?後に嘘だったと判明するが・・・)シーンのセリフで大事な一言がある。


Ausgehende


「2113年に帰って女房に会いたい。沫嶋黎士がタイムケーブルを閉じなければ・・・」


何だこのタイムケーブルってのはと思っていたら次のシーンで説明されていた。



Ausgehende


沫嶋黎士が閉じたタイムケーブルとは「次元物理通信回線」とのこと。それが閉じている限り支援機体を2013年に送ることができないという。


ポリスクラウドの話によれば、「沫嶋黎士が次元物理通信回線を閉ざした後、誰かがARX II-13、サプリ、そしてもう一機体別の回線より2013年に運んだらしい」


そのもう一機体とはやっぱり謎の少女だろうな。第2話を見直したら敵アンドロイドが彼女のことを 

知っていた。コードネームがARX 9th The Last Queen。なんか強そう。ロイドから7世代も後の後継機となる。彼女の役割は・・・


第7話で七瀬との会話。

「貴女が沫嶋黎士を殺したように、私もアイツ(ロイドのこと)を殺す」

やはりロイドの敵なのか?

Ausgehende

ポリスクラウドというのが100年後の警察組織みたいなもので、安堂麻陽を抹殺しようとする行動を取っている敵アンドロイドの送り主なのか?一方ロイドのクライアントはゼロクラウドというクラウドコンピューターの保存されている「2113年におけるの沫嶋黎士の脳データ」のようだ。第6話でその脳データはポリスクラウドによって2113年時点で破壊されてしまう。

もうクライアントに許可を申請する必要がなくなったロイドは自らの意思で行動するようになる。


Ausgehende


第5話で

ロイド:「任務を拒否し続けるなら別の支援機を要請する。」

サプリ:「残念でした。今は音声データしか生きてないから1機プリントアウトするのに63年と3か月かかっちゃうんです~」といっていた意味が分かった。


タイムケーブルが閉じていると未来とは音声データのみ通じる状態だという。


Ausgehende

第7話でロイドの開発過程の詳細が少し明らかにされる。


Ausgehende



2055年3月12日 対核兵器施設破壊工作兵器として、アメリカのサイバテックス社
           フランスのニューロアレバ社、日本の久重重工の三社が水面下で
           戦闘特化型アンドロイドの開発を決定
     4月14日 OSを2051年にインドで開発されたロボット用OS”アスラシステム”
           に決定し、開発
2056年2月14日 ARX I 初号機~3号機をロールアウト。事故多発
2058年9月21日 SRX 初号機、SRX II 初号機、BRX 初号機をロールアウト。事故多発
           アスラシステム搭載案を放棄し、OSを日本製のユカワOSに変更
2060年1月24日 ARX I 4号機~11号機をロールアウト
           フランスのニューロアレバ社が離脱、イギリスのバネット社が加入
     4月19日 ARX II 初号機をロールアウト、実用化に向け量産体制に入る
    .11月13日~ARX II 2号機~13号機をロールアウト
2062年7月23日~ARX III 初号機~10号機をロールアウト
2066年12月15日 Nuclear clean作戦に参加
    12月24日 戦闘用アンドロイドが一斉にバグを起こし暴走。民間人を大量虐殺
    12月28日 バグを起こした全ての機体を捕獲(ARX II – 13を除く)
    12月29日 捕獲した機体へバグに対抗するシステムを注入
           バグの検証ボディの解剖分析したが原因が解明できず、その後
           全ての機体を破砕処理
    12月30日~唯一の未捕獲機体ARX II – 13の暴走は更に凶暴化
           世界の指導者33人を殺害
2067年 3月 7日 ARX II – 13が無人偵察攻撃機により捕獲
           強制シャットダウン措置がとられる
     3月11日 ARX II – 13の破砕処理が決定。全ての関連データーを削除

2067年3月28日 連邦軍事裁判においてARXの開発に関与した四社の経営者、全員を起訴。
           即日、死刑判決。
2060年頃にあのような便利なテレポート機能が実用化されているとは到底思えないが。

アスラシステムって初期のOSだったんだなあ。てっきり後から追加されたパワーアップキットだと思っていたが。アニメ「蒼き流星SPT.レイズナー」のV-MAXみたいなものか?


Ausgehende

レイズナーのV-MAXには発動後しばらく機関の強制冷却が必要で、その間行動が著しく制限されるという欠点があったが、ユカワOSに戻ってもちょっとフラつく程度のようだ。


Ausgehende

第8話で謎の少女、ロイドの妹機ARX-IX The Last Queenのアスラシステムが起動!


その場面での会話

Ausgehende


ロイド:「お前、2013年製か!?」

少女:「正解!最近作られた出来たてホヤホヤの女子高生だよ。未来からから来たアンタのデータを元にね」

Ausgehende


「リーガル・ハイ」のオープニングもこんな構図だったのを思い出した。


アスラOS起動用の注射器を持つ少女の手に浮かび上がるペーズリーみたいな紋様に注目。


Ausgehende


角城によって起動した沫嶋黎士のパソコンにも同じような紋様が浮かび上がる。この作業は未来の沫嶋黎士の脳データの司令によるものと考えられるから、The Last Queenはやはり未来の沫嶋黎士の脳データがよこした者と考えざるを得ないが、その目的は何なのか??

Ausgehende

ついでに気がついたのは沫嶋黎士のパソコンのブランドはちゃんとスポンサーの東芝製にしてあること。

もしこれがよそのメーカーだったら間違いなくスポンサーの逆鱗に触れて大変なことになる。


Ausgehende


ロイドのアスラがver.6.0.5であるのに対し、彼女のアスラOSはver.7.1.0.と進歩している。


敵アンドロイドが謎の権力者風のオッサンに説明しているときのセリフ

「人殺し好きの軍人や傭兵など、下品をベースにプログラムされている。インドの科学者が作ったOSで、哲学的コマンドが多く、演算処理速度が異常に速いのですが、その分コントロール不能になることが多く・・・・」

まあ、これは2113年の警察のでっち上げた偽のカバーストーリーだろうが、一体誰がこの破棄されたOSをアップグレードさせていたのだろうか?


Ausgehende


このASURAシステムの起動画面の中央に表示される謎の文字配列(↑)。


第8話のラストでアップグレードされた敵アンドロイドの目の虹彩に新たに宿ったのはこれと同じものではないか?アップグレードによって敵もアスラシステムを手に入れたのでは?

だとしたら、少なくともで同じアスラを搭載した敵と2対1で戦うには圧倒的に不利だ。しかもロイドが持っているアスラ発動用の注射器はあと1本しかないのだ。どうなる、次回。

Ausgehende


「蒼き流星SPT.レイズナー」の第36話「敵V-MAX発動」を思い起こすなあ。


これまでの「安堂ロイド」についての記事はこちらを参照(↓)のこと。

その1:第4話まで 、 その2:第5話を見て