- エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~ (通常版)/ガスト
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エスカ＆ロジーのアトリエ レビュー
プレイ状況：エスカ編クリア （真コッコ撃破済）
アーシャから始まった黄昏シリーズ第二弾。
今度はエスカとロジーのW主人公制。
……なのだが、エスカとロジーは基本的にずっと一緒にいるので主人公が二人いる必要性が全然感じられず。
居ても別にいいのだけれど、WS版マリーエリー二人のアトリエみたいにすれば良かったのにと思う。
エスカは従来のアトリエ、ロジーは黄昏世界の秘密に迫るシリアスシナリオの予定だったらしいが……この出来なら別にシナリオ分ける必要なかったよね……。
ストーリーについて
ストーリー重視と言われていた割にはかなり薄味なストーリー。
そしてあんまり明かされない設定。結局リンカの設定も続けたのに投げっぱだし。
ストーリーはまぁアトリエだし、で許せましたが、キャラ別イベントまで薄味だったのが辛い。
キャラEDが見れるまでイベントをこなせば、それなりに愛着が湧いても来るのですが……キャライベ制覇できるのが本当に最後の最後までかかってしまうのが難点。
今まで友好度上げれば一気に見れていたようなイベントがちょっとずつ小出しにされて最後まで見れないのが残念。アトリエはキャラゲーでもあるのだから、もうちょっと頑張ってほしかった。
ゲームシステム
四ヶ月ごとに達成しなければならない課題が提示され、それをこなしていくのが目標になる。
絶対にこなさなければならない大課題がひとつあるが、それ以外は達成するかどうかは自由。
もちろんこなせば参考書やアイテムが手に入るので、積極的にこなしていきたい。
次に何をすればいいのかわかりやすくて良い。（特に時間空けてからプレイ再開した時など、旧作ではよく次何をやるべきか思い出せないことも多かったので(；´∀｀)）
しかし、報告できる期間も決まっているため、早めに終わらせたからといって次の課題に取り組めるわけではない（次の課題がわかっていればもちろん準備しておくことはできる）うえ、時間はかなり余裕があるので、課題をこなしきってしまってからが毎回ヒマに。
シリーズ経験者で慣れているからか、毎期３０～６０日は余ってヒマを持て余してました。
できることが増えてくる中盤以降はいいのですが、序盤が本当にヒマでヒマで。
報告期間さえなければ良いシステムだったと思うのですが……。
地味だけどロード速度は相変わらず爆速。
後は会話が３Dモデルの人形劇じゃなくてイラストならなぁ(´・ω・｀)
一周クリア後のスキップ機能が未読まですっ飛ばす仕様はどうにかならなかったのか……。
戦闘
前衛３人後衛３人が入り乱れて戦うマナケミア方式。
頻繁に交代して戦うにしては少しモーションのテンポが悪く、ちょっとしたストレスになる。
特にロジーのアシストアタック｡序盤で頻繁に使うのにちょっと時間とりすぎ。せめて剣が戻ってくるのをカットできたら良かったのに。
採取地で使う爆弾や薬等のアイテムが、街に帰還すると使用した分が全て補充されるようになり、更に気軽にアイテムを使っていけるようになった。
敵がアイテムを使って倒していくのが前提の強さになっているため、そこそこ強いです。
アイテムがかなり強めに設定してあるので、中盤以降は爆弾一発で戦闘終了になるのも珍しくはないのですがね。
採取地で採取をしたり、敵と戦ったりすると溜まっていくゲージがあり、ゲージがたまると強敵と戦えるので、本編の敵では物足りない人でも、いつでも退屈せずに戦えるのは非常に良かった。
グラフィック
アーシャは全体的に地味だったけれど、エスカロジーではちょっとマシになりましたね。
しかし、トトリ・メルルの派手なキャラを見た後ではこれでもまだ物足りないんですよね……。
一般受けを狙おうとして過去にもコケてるのなぜまた危険を犯すのか。
違うユーザー層が欲しいならマナケミアみたいに外伝系でやればいいと思うのだが……。
ゲーム中のグラフィックは相変わらずとても綺麗です。
エスカは絵で見るよりもゲームで見たほうがずっと可愛く見れますね。
勝利ポーズの笑顔のエスカかわいいよ(*´Д`)ﾊｧﾊｧ
イベントでの一枚絵はやっぱり地味で、せっかくイベントこなして見れてもご褒美感が薄いのが残念です……。
BGM
基本的に良曲揃いのアトリエシリーズですが、今作はあまり耳に残る曲がなかった印象。
というのは、作曲者の阿知波大輔氏がガストを離れてしまったからで。
それでも、エスカのアトリエの曲等幾つかは関わっているみたいですが……。
いいなと思った曲はだいたい阿知波氏作曲。
ガスト離れてしまったのは大変残念です……。
今回DLCのBGMパックがPS3で出たアトリエ限定になっているのも残念ポイント。
マナケミアのBGM使いたかったのになぁ(´・ω・｀)
更に、BGM変更できる設定もアーシャに比べて減っているため、自由にカスタマイズ出来ずに不満が。
総評
アーシャでの不満点が大分解消されていてとても遊びやすくなっていた。
アイテムをこねくりまわして強い武器やアイテムを作り、強敵に挑んだり、探索効率を高めたりするのはとても楽しい。
細かい不満点はまだ見られるが、全体的に見ればよくまとまった良作でした。
旧作アトリエシリーズ好きで、アーシャでがっかりしてしまった人でも買ってみる価値は十分あると思います。
総合評価 A- ７０点
採点には関係しない愚痴。
最後に作れる攻撃アイテムが強すぎで、真コッコ戦では完全にWドロー頼みになってしまったのがなー。
カウンター持ちだから、仲間は下手に行動するよりも待機してた方がよっぽどよくて、アシストしても火力が全然足りないからWドローの倍率上げ要因にしかなってないんだよねぇ(；´∀｀)
全キャラが死力を尽くしてようやく倒せるような戦闘を期待してたんだけど贅沢なんでしょうかね。