海でのはなし ~海と山と人の日記~

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登山、クライミング、シーカヤック、釣り、洋服などなど日々の徒然

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クライミングシューズのリソール、最終回

固定した耐水ペーパーやサンドペーパーで余った部分を削ります
本当はベルトサンダーやグラインダーがあると楽

ノンエッジにするのでエッジ部分も削ります

粗目で削って、仕上げ用の細かいものでフィニッシュ

パイソン






ソリューション





ジムの練習用なのであんまり細かくはやってませんが、とりあえず普通に使える状態になりました

基本的に本体が皮革で剛性が強いメーカーはリソールできますし、伸びて安定し自分の足に慣れたアッパーをそのまま使えて安価なのですが、アッパーが貧弱なメーカーではリソールしてもアッパーが死んで(剛性を失っていて拘束力がなくなっていてクライミングシューズとしての機能が劣化している)いるものは意味がないので買い直した方がいいですね

最近ロリカ(合成皮革)を使っているメーカーやモデルが増えてきました
ロリカは洗えて、カビも発生しづらいため、強度さえ問題がなくなればかなり有用な素材なので、生地メーカーさんは是非とも頑張ってほしいところです
*おそらく通常の皮革に似せようとしているのが問題なので、いっそのこと対摩擦熱(摩擦=熱)に優れた布帛にしてしまった方が良さそうな気がしないでもない(伸び部分に対しては異素材使用で)

友人が靴のOEM会社にいるんだけど作れないだろうか・・・
リソールの前に、知らないうちに車に放置してしまっていて剥離気味のソールを修理


基本的にソールは接着剤で貼り付けられているのですが、基本的に接着剤は50度以上の熱による可逆性(要は液状に戻る)があるため、車の中で60度とかになると可逆して剥離してしまいます
*最近は熱に強いものもあるようですが、気を着けておかないとこんなことになります







インサイド、アウトサイド1か所筒はがれてます
手で剥がせる範囲を剥がし(手ではがれるならいずれはがれてしまうため)、昨日のうちに洗って乾燥させました

そこをさらに


ベンジンでクリーニング後、プライマー(下地処理剤)を塗り、15分乾かす

そこにシューズ専用のゴム、ウレタン、レザーで使える接着剤を塗り、開いた状態で15分乾かす

ヒートガンで温め、履いて体重をかけたまま20秒でできあがり





もうびくともしません




次は数日前ソールを剥がしたクライミングシューズのソール貼り付け

とりあえずソルのポコポコ対策、単純に切って接着剤

なお、シャンクは黒い部分で硬質のプラスチックです




そのあとは耐水ペーパーでサンディング>ペンジンでクリーニング>プライマー>接着剤>圧着>カット

と、基本的に上のブーツでやったことと同じです




接着剤、塗りすぎ

不器用なこと山のごとし









とりあえず余った部分のカットまで終了

次は整形をしますが、いろいろ違う作業が合って指先痛いのと、先日の怪我の部分が痛くなってきたためまた近いうちに・・・

結局指3本骨折(+1本欠けた)で横荷重かけるとまだ痛いけれど、折れたところが太くなって強くなった気がする

潮流はやいとこで育った真鯛の下身側のとこの丸い骨みたいな感じ?w
(骨折>治癒繰り返して丸く骨が変形する、鳴門骨ともいう)
ハイキングテント泊用に1足追加

気になってたゴアテックスサラウンドがどんなものなのかというのもあり購入

日本ではニッピンのみ取り扱い
俺の入手経路は違いますが・・・

今日届いたのでそのへんうろついてきました
なのですでにちょっと汚れてます




あみあみ部分が固そうですが、PUなのでかなり柔らかいです
加水分解対象ですな



だいたいこの黄色付近から透湿する感じ

要は靴底に柔らかいスポンジみたいなの入れてそこから透湿できるようにしている

なので履き心地はけっこうふにゃふにゃしている・・・

ミッドソールもなんだかニューバランス系でふわふわ



シャンクもべなんべなんに柔らかい

ソールはインパクトブレーキで、かなりフリクションあり
ただ、シャンクがとにかく柔らかくて剛性はないのであくまで3泊までのハイキングかなーという感じかなー
シャンクの問題で立ちこんだりはできないので岩場では使わないかな

ただ、びっくりするほど軽くて完全にトレランシューズのハイカットみたいに感じるので、案外多用しそうな予感