駅の構造物はまだ残っていると思いますが、このような見学・撮影ができるのはしばらく先かそれとも...といったところでしょう。
早いもので交通博物館が閉館になって2年と10カ月。閉館前は「さようならキャンペーン」ということで、館の内外でさまざまな催しが開かれ、この日も、乗り物模型蔵出し大公開、同館所蔵洋画特別公開、写真でふりかえる交通博物館85年のあゆみ展、をはじめ、「旧万世橋駅遺構見学会」なる一大イベントも行われたのでした。駅の古びた階段を上がると、写真のような見晴らし。ホームに降り立つことはできませんが、中央線快速列車が間近に見られるので、駅ならではの臨場感を楽しむことができます。
右から左に読むのも古風ですが、御茶ノ水の水が「みず」になっていないところもまた趣深いですね。この駅名標、下り快速列車に乗り、神田を出たら進行方向右、でお目にかかれるはずです。
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