両建ての仕方と目的 | のんびり徒然日記

両建ての仕方と目的

>>よく他のブログの方も含め、両建てという手法を使われますが、具体的にはどのような形で何のためにされるのか

こんな質問があったので、簡単に説明しておきます。

公募増資でよく使う両建てをする目的は新規信用売り禁止(売り禁)対策になります。


公募増資の両建ての状態とは
信用売りと信用買いを同じ数量、同じ株価で保有している状態になります。

例えばこんな状態ですね。
10月4日 保有資産
マネックス 信用売り 50株 27500円
マネックス 信用買い 50株 27500円

この状態にするためには、取引時間外に信用売り、信用買いそれぞれ
同じ株数、成行注文を行うと取引時間になった瞬間に両建て状態が成立しますね。


マネックスは10月5日に売り禁になりました。

上のように両建てしている場合は、信用買いを返済することで
信用売りだけを保有している状態になって、ヘッジ状態になります。

ところが、売り禁になったときに両建てがないと、新規に信用売りを行う
ことができませんので、ノーヘッジ状態しか選択肢がなくなります。

両建てをすることで、売り禁になったときにヘッジするしないの選択肢が
選ぶことができます。

公募増資の鞘取りは基本的に、公募増資の配分と、配分分のヘッジで
鞘を抜くのが基本です。
ですので、売り禁時にノーヘッジというリスクをとらずに済むので皆さん
両建てを行っていると思います。

PO投資をしているとよく両建てを使うのですが、普通の投資では
それほど使わないかもしれませんね。

ちょっと難しい説明になったかもしれません、わからないところは
気軽にコメントくださいね。


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