先日、ロングの友人から
早く髪を乾かす方法を聞かれました。
最近みなさま節電の意識が高くなっています。
実は家電の中でもドライヤーって
以外とたくさん電気を使うのですよね。
サロン内でも一つのコンセントに2台差すと
ブレーカーが飛ぶ恐れがあるので
1コンセントにつき1台と決まってます。
家庭用のものもそれなりに
ワット数高いものがありますので
節電対策として早く髪を乾かす方法をお伝えします。
その前に髪の毛のキューティクルの性質をお話しします。
*髪の毛の表面にはうろこ状のキューティクルがあり
髪の内部のタンパク質を守っています。
日本人健康な髪で4~5枚ぐらい。一度はがれると再生しません。
はがれてしまうとそこからタンパク質が抜けてパサパサになります。
*髪は濡れると膨潤しキューティクルが柔らかくなります。
とてもはがれやすい状態なのでタオルでガシガシしたり、
目の細かいクシで梳かすとはがれてしまいますのでご注意ください。
*うろこ状なので方向性があります。
髪を上からなでるとつるんとしますが
下からなでると引っかかり逆毛になります。
ドライヤーの熱を上から当てると
キューティクルが整いツヤが出やすくなります。
《ロングヘアー節電ドライ法》
ポイントは3つ!
1.【なるべくたくさんタオルに水分を移す】
2.【髪の毛より頭皮をしっかり乾かす】
3.【長い人・多い人は分けて乾かす】
では詳しく説明します。
①まずはしっかりタオルに水分を移します。
ゴシゴシせず地肌を拭くイメージで頭皮を拭き
髪の毛はタオルで押さえるように水気をとります。
滴が落ちなくなるぐらい。
必要であればタオルは代えてあげると吸収率が増します。
②次にタオルの上からドライヤーを当てていきます。
このやり方はネットで紹介されてました。→こちら
時間短縮にとても有効だと思います。
③では直接髪にドライヤーを当てていきます。
はじめに前髪から乾かすのがオススメです。
(一度乾くとなかなか形がつきにくくなるため)
下におろす場合は上から下へ、
横に流す場合は流す方向に向かってドライヤーを当ててください。
生えグセのある方はひっぱりながら
熱を与えてあげるとちょっと伸びます。
④後ろの髪を乾かしていきます。
髪の長い方・毛量の多い方はクリップで髪を上下に分けます。
⑤乾きにくい首の後ろから乾かしていきます。
ドライヤーは根元に向けて
手で持ち上げながら地肌を乾かします。
写真は静止してますが、
実際は手を素早く動かして髪を縦に振っています。
髪を縦に振ることで毛先の滴を落とすことができます。
⑥上半分も同じ様に地肌を乾かしていきます。
中間、毛先の水分はこのとき気にしなくて大丈夫です。
⑦根元が乾いて毛先がまだ湿ってる状態です。
これで7割乾いています。
⑧ここから仕上げのドライにはいります。
下を向いて乾かすとおさまりよくなります。
髪を左右に分けて上からドライヤーを当てていきます。
少し引っぱりながら乾かすとツヤが出やすくなります。
(くせ毛の方もおさまりやすくなります)
⑨最後に毛先を乾かします。
内巻きにねじりながら乾かすと
仕上げのおさまりが良くなります。
パーマをあててる方はパーマが出やすくなります。
大体8~9割乾いたぐらいがベストです。
乾かしすぎはダメージにつながりますのでご注意!
◆毛先の仕上げの比較◆
《普通に乾かした状態》
《ねじって乾かした状態》
今回は、髪を美しく乾かすよりも
時間短縮で
なおかつおさまりよく乾かすやり方に
重点を置いてご紹介いたしました。
分かりにくければ質問ください。
少しでもお役に立てれば幸せです。