みなさんは、孔子の教えの中に出てくる『トン』という怪物をご存じでしょうか。この怪物、とんでもなく貪欲な生物で、食べ物はもちろん、建物、山、地球、宇宙、そして最後には自分を食べてしまうといいます。これはあくまで寓話ですが、この『トン』のようにむさぼり続けられない私たちには、満たされずにムシャクシャしてしまう時が必ずあるはずです。
そんな時、アナタならどんな行動を取りますか?普段の自分にもっとも近いと思う項目を次の5つの中から選んでください。
1. とりあえず友人にグチや不満をこぼすみなさんの答えは何番でしたか?実は欲求不満時に出る行動や症状などで、アナタのメンタルヘルス度がチェックできるのです。
2. 壁を殴ったり、物に八つ当たりする
3. なんとなく気分が悪くなったり、頭痛がしたりする
4.(不満の対象の)評判を落とそうとしたり、何かのせいにしたりする
5. どうでもいいやと開き直り、家でひとりで過ごす
ここからは明治学院大学心理学部の佐野直哉教授に解説してもらいましょう。
●1番を選んだアナタ
ストレス解消法がうまく、健康的なココロの持ち主
グチを聞いてくれる友人がいるという点が重要ですね。グチや不満はマイナスのイメージが強いですから、相手に対してココロを開いていなければ、なかなか共有することはできません。グチや不満はある意味で、他者と親密な関係を築けている証拠なのです。●2番を選んだアナタ
ストレス解消法にやや難アリだが、比較的ココロは健康
物に八つ当たりするのは良くないことですが、自分や他者を傷つけているわけではないので、比較的健康なココロを持っていると言えるでしょう。●3番を選んだアナタ
ココロの問題で具合が悪くなる『心身症』の可能性アリ
悩みや不安といったココロの問題が頭痛や目まいなどの身体的症状に現れてしまうのは『心身症(※)』の可能性があるでしょう。内科に通う人たちの3分の1以上がこの症状だと言われるほど、身近です。心療内科などに相談するといいでしょう。●4番を選んだアナタ
※うつ病や神経症といった疾患と区別され、病気ではなく病態の一種。
自分のことは棚上げ!モンスター○○の傾向アリ!
欲求不満状態は、他者との関わり合いで生じることが多いですから、自分にも非があると考えて当然です。ところが、このタイプは一方的に相手を責めることで自分を正当化してしまう。話題になっているモンスターペアレントなどはこの典型ですね。●5番を選んだアナタ
自分の世界にこもりきり…アナタのココロは危険信号!
自分には関係ないことと割り切って1人の空間に閉じこもってしまうのは、他者との関わりを断絶することを意味しています。これを心理学的に言えば、『自己愛化』と言います。自己愛には、健全なものと不健全なものがありますが、この場合は不健全な方と言えます。引きこもりに近い心理状態かもしれません。もちろん解答に個人差はあって当然。すべての人に当てはまるわけではありませんが、4番と5番を選んだ人は、要注意。ココロのバランスを崩しているかもしれません。そんな人たちへ佐野先生からのありがたいアドバイスを授けましょう。
誰しもが欲求をもって生活しています。大切なのはどう対処するかであって、欲求自体を否定してはいけません。例えば、ボランティアに従事する清廉な青年が心の中では、美人の姉ちゃんと一発ヤリたいと思っているかもしれない。実は、これはとても自然なことなのです。美しい理想を持つのも自分、汚い欲求を持つのも自分。それを受け入れた時、自分を知ることができるのです。
なるほど。どうりで、酒飲みながらグチをこぼしてるサラリーマンたちは元気なわけだ。加齢臭プンプンのオッサンたちに見習うことって意外と多いのかも…!?
でも・・・そうはなりたくないっす・・・
今のところ、楽しく飲めてます☆
しかし・・・最近の切れちゃう人たちは・・・・ちと怖い☆
あ、
意外と愚痴っぽいブログも役にたってるのかもですね☆