笑顔を消してしまうものの一つに「怒り」の感情があります。
私たちは一日の中で、色んな人に出会い言葉を交わしたり、情報を見たり聞いたりして
何かしらの感情を抱きます。また、その場の雰囲気を肌で感じたりもします。
そんな時、全てがハッピーという訳ではなく、時には「何よ」「なんで?」「腹が立つ!」と
怒りの感情を抱いてしまうこともあるでしょう。
私たち人間が生きていく中で、「怒り」の感情はとっても大事な感情の一つ。
だけど、素直にこの感情を表出してしまうと、自ら「損」を生む場を作りかねない感情でも
あるのです。
本日ご紹介するこの本は、一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 安藤俊介代表理事があなたへ贈る、「怒り」の感情と上手に付き合っていくための思考術を伝えてくれている本です。
様々な場面で生まれるイライラをどのようにマネジメントしていくのかを具体的に紹介しているので、思わず「あるある~」とつぶやいてしまいます。
次のような場面設定で構成されているから分かりやすい!
第1章「会社でイライラしたときの思考術」
⇒考え方、価値観の違う上司にイライラする など
第2章「家庭でイラした時の思考術」
⇒家事、育児を手伝わない事をとがめられてイライラする など
第3章「自分にイライラしたときの思考術」
⇒小さなことでイライラする自分に腹が立つ など
第4章「環境にイライラしたときの思考術」
⇒手際の悪い店員にイライラする など
私の好きな箇所をちょっとご紹介しますと、
「考え方、価値観の違う上司にイライラする」
それは、自分と違うところ探しばかりしているから! というメッセージ。
ふむふむ、なるほど!
私たちは好きな人とは共感し合いたくて、同じ世界観を持ちたくて、一生懸命に自分と同じところ探しをしています。だけどちょっと苦手と感じた人には、更に嫌いになるかのように違うところ探しばかりして、「もう!」って相手を睨みつけている・・・
こんなことを続けていたら、上司との間はもちろん、休憩時間でも笑顔は減っていますよね。
好きな人ではないけれど、一つでも共通点を探す努力をあなたからしてみると、これからの上司との関係は変わるかもしれません。
そして最後の章では、「イライラしないための思考法」として、普段から心がけたい事、当たり前の事を改めて伝えてくれています。
例えば・・・
「イライラすることをわざわざ思い出さない」
「人間関係をギブ・アンド・テイクで考えない」
「自分の感情を素直に認めることができる」などなど
怒り云々ではなく、常に意識して心に刻み込んでいたいメッセージでもあります。
とにかくページを開いてみてくださいな。
ちょっと強くなれる気がしてきます。
そんなあなたはsmile美人にまた一歩近づいたかも。