もう半月経ってしまったけれど、行ってきました!赤坂RED!
http://www.place-net.co.jp/ringo.htm
昭和テイスト満載の、何とも言えぬ情緒を醸す芝居。
人生には、山もあれば谷もある。
年末の忙しない時期に、じんわり沁みる。。
ダメ男の話でした。笑
一時期、少し有名になった作詞家が
落ち目になり、音楽教室の授業料を使い込んで
田舎に隠れるところから話は始まるんだが
滞在先の、売春宿を改装した「大日本アパート」で
主人公を始めとして、どこか一癖ある人たちが
静かに騒動を起こして静かに幕を下ろす。
終わってみると、あっけないような。
でもしっかり余韻を残してくれる。そんな芝居。
バブルが終わっても夢にとりつかれたままの主人公。
戸惑いつつも自らと向き合い前へ進もうとする彼を取り巻く人々。
彼らを柱の後ろから見つめる宿屋のおやじの一言。
女将さんが、若かった頃の住人のおばあさんを
女が春を売る世界に引き込んだということを
さらっと主人公に言うシーン。
あの後悔とも諦めともつかない絶妙な雰囲気が素晴らしい。
決して明るいことばかりではない
泥臭い人生の詰まった4畳半。
*
斎藤ナツ子ちゃんは、いつも通り安定感ある芝居!
主人公の男の弟(といっても妾の子)の彼女という役柄。だが
最終的に虚飾に満ちた彼氏よりも、ゴルファーを目指す実直な男を選らぶ。
ん?これって、もしかして
主人公とその妻の関係を対照に描かれてるってことだよね?
結構重要な役じゃないか!笑
衣装も決して派手なわけでもないのに、彼女が登場すると
舞台がぱっと明るくなる。そんな素敵な女優さんです。
恋でもしてそうな感じでしたわよ。笑
そして何の予習も無く見ていたら、テレビで見たことある人が舞台に!!
某、刑事ドラマの鑑識役で有名な六角精児さんでした。
終演後、劇場の外に出たら目の前で煙草吹かしてたよ><笑