散歩【お話】 | I don't care about myself as long as you are happy!

I don't care about myself as long as you are happy!

へっぽこ太夫付き振袖新造メアリーの日常





夕方の河川敷……

私は土方さんと散歩をしていた。

『うわぁ…綺麗な夕日』

「あぁ、こないだ偶然見つけたんだ〇〇に見せようと思って」

『ありがとうございます。何回見ても綺麗……』

夕日に見とれていると不意に声をかけられた。

「なぁ…〇〇どうしてお前はいつも俺の半歩後ろを歩くんだ?」

『え?』

言われてみれば…私はいつも彼の半歩後ろ歩いてる気がする。

この時代はまだ男尊女卑の思想が強く、決して女性は男性の隣を歩くことはなかった。
とそんなようなことを翔太くんに聞いたことがある
だから、私もいつの間にそういう風に過ごしていたのかも………。

『………』

「そんなに俺と手を繋ぎたくないのか?」

少ししょんぼりした土方さんの声が聞こえた。


『! ち、違いますっ つ、繋ぎたいです!!』

『で、でも…そのっ』

「なんだ?」

『女性は男性を立てて歩かないといけないんですよね…?だから……』

「ふんっ」

は、鼻で笑われたっ…


「そんなのどうでもいいじゃないか。俺は立てて貰う必要はない。俺はお前と手が繋ぎたいんだ」

「ん」と手を差し出してくる


やけに素直な彼に照れながらも私は手を差し出した。

『温かい… 土方さんの手温かいですね』


「お前が冷たい過ぎるんじゃないか ちょっと歩きすぎたか…そろそろ帰るか」

やっと繋げたのにもうお別れなんて寂しいな
『……』

「ん?どうした?」


『っと…もっと一緒にいたいです』

恥ずかしかったけどそれよりも土方さんと一緒にいたい気持ちのが何倍も強かった。


「………帰るぞ」

………私の気持ちは届かなかったみたいだ
残念だなぁとしょんぼりしていると


「なにしょげてるんだ うんと遠回りして帰れば少しでも長くいられるだろう?」

『! は、はいっ』


「ほら行くぞ」

手を繋ぎ、歩き始めたのだった。


終わり。


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すっごい中途半端ー!!

えっと、今日はお友達の里桜さんのお誕生日ということで下手くそながら書かせて貰いましたぁ(*´∇`)

やけに素直で土方さんらしくないのはお誕生日ということで笑


こんなのしか出来なくてごめんなさいm(__)m


お誕生日おめでとうございます(*^▽^)/★*☆♪