腰椎の間のクッション（椎間板）由来の腰痛なんてない！？

千葉県柏市やぎはし整体院です

『背中のクッションがつぶれているので仕方ないのよ〜』

クッションがつぶれている結果として姿勢が悪くなるとか痛みが生じるとか、

あらゆる症状が生じることをどうしようもないと諦めている方は非常に多いです。

そのような方には、絶対に諦めないで頂きたいです

本日は、諦めなくていいという研究報告も交えてお伝えさせて頂きます

やぎはし整体院にいらっしゃるお客様で腰痛を呈している方は

多くいらっしゃいます

その腰痛の症状で病院にいらした方も多くいらっしゃいます

病院では、腰痛の症状に対して様々な診断名がつけられていますが、

その中で椎間板性疼痛と診断される方は多いです

そこでは、

腰椎の間のクッション（椎間板）がつぶれているため、痛みが出ていると

言われることも多いようで、実際にお客様からこのように伺うことが多くあります

しかし、実は椎間板と痛みとの関係がないという報告が多くあります

福島県立医科大学の菊地臣一氏は、椎間板腰痛主因説への疑問として

【腰痛と椎間板変性との間に関連性がないという報告や、椎間板の変性は10歳代前半にすでに始まっているという指摘もあります。無症状例に形態学的異常が多くみられるという指摘もあり、椎間板造影をしてもその後の腰痛の発生は予測できないという報告もあります。】

このように、

・椎間板の変性は10代前半から（文献によっては10歳以前から）始まり、水分量の

　減少が生じている。

・椎間板の変化があっても、痛みが何もないという方が多い。

という事実から、クッションがつぶれているから痛みが出るということは

言い切れないです

また、力仕事のような重労働で腰痛が生じるとは必ずしも言えないという報告を

Macnabは

【反復性の外傷の小さなエピソード（重労働者）があってもなくても、自然の加齢過程により、髄核物質が喪失し、線維輪による支持が弱くなる。】

【これまでずっと重労働に従事していた40歳の労働者300人にX線検査を行った。このうち150人は腰痛の既往はなく、150人は検査時腰痛の治療を受けていた。X線を注意深く統計的に分析して、2つの調査群の解剖学的異常の頻度と変性の頻度に相違はみられなかった。事実、腰痛なしにこれまで大変な努力を必要とする仕事に従事していた患者のなかに、X線上非常に著名な変性を示した者がいる】としている。

要は、

同じような重労働に従事している人でも、腰痛を呈している人と呈していない人が

おり、腰痛の有無と椎間板の変性とは無関係であった。と報告している