尿漏れはなぜ起こる⁉️

千葉県柏市やぎはし整体院の大金　麻実です

産前産後や年齢を重ねてから起こりやすい、尿漏れなどのトラブルは大金にお任せ下さい

産前産後の時期や年齢を重ねていくと、尿漏れや、トイレが近くて我慢できない

などの状況に悩まされる方が多いですよね。

そこで、今回は尿漏れ（尿失禁）についてお話させていただきます。

尿失禁には、咳やくしゃみなどの腹圧負荷時に不随意に尿が漏れる、腹圧性尿失禁と、
尿意切迫感と同時または直後に不随意に尿が漏れる、切迫性尿失禁があります。
またこれらを併せ持つ混合性尿失禁があります。

さらに、国際禁制学会により「尿意切迫感を必須症状とし頻尿・切迫性尿失禁を伴う症状症候群」と定義された過活動膀胱（OAB；Overactive Bladder）症状症候群の割合も増えています。

ではなぜ尿漏れなどが起こるのでしょう？
特に女性に多い尿漏れについて考えてみましょう。女性の方が多い理由として、
◎女性は男性と比較して尿道が短い（男性が１６～２０cmに対し女性は３cm程度）
◎女性は骨盤底に尿道・膣・肛門と３つの開口部があり、膀胱頸部と尿道の背側に膣があるため、構造的に脆弱である
◎妊娠・分娩・加齢による靭帯・筋・筋膜などの骨盤底を構成する軟部組織のゆるみが原因となり、尿失禁発症のリスクが高くなる

以上の要素が挙げられています。

下の図は女性の骨盤と、骨盤を下から見た骨盤底筋です。

プロメテウス　解剖コア　アトラスより

この骨盤底筋は３層になっており、膀胱・子宮・直腸を支えています。

普段問題がなければあまり意識することはないですが、とても大切な筋肉で、この筋が弱ってしまうことなどで上記のような症状が起こります

尿漏れは20代〜40代の65%が経験し、そのうち84%は出産が原因とされています。
出産を経験した方は、分娩時に会陰切開や会陰裂傷を経験しているので、骨盤底筋にかかる負担はとても大きいのです
帝王切開の方でも妊娠中に骨盤底筋にかかる負担は大きく、尿漏れを訴える方もいらっしゃいます。

また、これらの症状は産後間もない褥婦の方だけに起こるわけではありません。

閉経後はエストロゲンというホルモンの低下により、骨盤底筋のゆるみが起こりやすく、尿漏れ・過活動膀胱などの症状や、重症化すると、骨盤臓器脱（子宮脱など）も起こしかねないのです

また、過活動膀胱は40歳以上の日本人の12.4%（2014年時点の人口換算で900万人以上❗️）にあると推定されています※。※国際禁制学会標準化部会報告による
過活動膀胱の原因としては、脳血管障害などの脳幹部橋より上位の中枢の障害、脊髄損傷などの脊髄の障害からくる神経因性のものと、加齢や骨盤底筋の脆弱化による非神経因性のものがあります。そのうち８割が非神経因性によるものとされています。

つまり、非神経因性による症状をお持ちの方は、トレーニングなどにより改善する可能性が高いと言えます

また、上記のような症状は　骨盤底筋の弱化に加えて、骨盤底筋の周囲筋（梨状筋・内閉鎖筋・股関節の内転筋）の筋の緊張が高いことや、