お久しぶりです。大学生活も漸く軌道に乗ってきたという感じなので更新再開です。
現在自分は大学の模型同好会に参加し、そこで制作しています。(寮では塗装ブースの設置は困難なので・・・)
先輩方のレベルは高く、何よりすぐ周りに模型のことに関して意見交換することができるという環境は本当に素晴らしいことでありまして。今まで模型の友人は学校外がほとんど、同年代も少なかったので新鮮です。
適度に時間的余裕が生まれたことと相まってかなり制作スピードも上がってきました。
さて、今回はこれまでの続きで貯まっていた作品の公開、その第三弾のHGクランシェ・カスタム改造「クランシェ・ツクヨミ」です。
完成自体は2015年の10月の終わり、受験勉強に精神を汚染されるギリギリ前に「多分これが大学に入る前の最後の完成作品になるだろう」と思いながら制作しました。まあその後もいろいろ作ったり、SMC合同展示会に足を運んだりはしていたのですが。
結局年末には模型は一切合切封印し、情報収集に努めていました。
それでは、制作に関する話などを。長めなので今回は完成ギャラリーは別にします。
このクランシェに見覚えがあるという方は古参の方。それもそのはず、これの記事(⇒)を当ブログに掲載したのは2013年の11月。まだなーんにも考えずにノホホンと脳みそを溶かしていた時期です。
これを引っ張り出してきて、「武者」モチーフではなく、「忍者」モチーフで制作することに。
それでは具体的な改修内容です。
パチでのクランシェ頭部。個人的にはバイザー系頭部の中では屈指のかっこよさです。
ですがクランシェ、バイザーを取ってもかっこいい。ジムなどでの内部カメラアイに当たる部分がクランシェでは所謂「線目」となっています(赤のホイルシールを貼った部分)。眼光鋭く、忍者というモチーフにもしっくりきたので今回はこの状態を元にした頭部にしていきます。
頭部の分割は上の画像から加工し、下の画像のようにして後ハメ加工。これは通常のクランシェにも使えると思います。
続いて胴体。
イメージが忍者である以上、人間の体型に寄せていくのが効果的。そこで、胴体中央の出っ張りはノコで大きく切り落とし、プラバンで蓋。頭身を上げるためにHGセラヴィーガンダムの下腹部を間に逆さまにして入れています。
バックパックはHGジェスタの膝アーマーから。普段の自分のバックパックというとありったけ盛るのがシュミなのですが、今回はコンパクトにまとめるためにこのパーツを採用。下側にブースターをつけていきます。
リアアーマーは同クランシェのシールドのパーツから。干渉を避けるために、3mm軸をフレームとの間にもうけ、スイング稼働するようにしています。
また、元はがに股気味だったので股関節の軸を3mmプラ棒に置き換えて、本来のスペーサー部分をなくしています。
腕部は肩から下をHGUCギラ・ズールの物に交換。クランシェのものよりもバランス、面構成が人間の(装束を纏った)腕部に近かったためです。また、肩にシナンジュのサイドアーマーを付けて、忍者装束の膨らみを表現しています。
脚部は余分な出っ張りやパーツは排除し、アンクルアーマーは1/550デンドロビウム、足はAGE-1レイザー改造キットの物にしています。足の軸はジム系共通規格の股関節を使っています。
大まかな形出しが終わった状態。かなり人間の体型に近くなったのではないかと。
ここからはディテールアップなど、細かい部分を詰めていく作業。
今回のお気に入りパーツとなったバックパック。小さいながらも高出力、といったイメージです。バーニア部分はコトブキヤMSGのガトリングの組み合わせ+waveのディテールアップパーツ(2枚目中央)と基部にガンダム系ガシャポンの肩関節を使用。本体も見た目が変わらない程度に情報追加。
肩アーマーには当時Twitterでちょっと話題になっていたディバイダーによる筋彫りを。確かにノギスより楽。
武器。手裏剣(のような物)はHGドライセンのトライ・ブレードを加工して制作。真ん中にスクリュー状のパーツを配して、ある程度軌道をコントロールできるようなイメージで。
その他ジャンクパーツから長短刀や鎖鎌を。
その他にもいろいろ追加してこのような状態に。(表面処理前の状態)
本サフ後。通常のサフと黒サフを併用しています。今までで一番きれいな表面(・∀・)b
今回も線画を描いてカラーリングを検討。今までと違って左右反転コピー無しの線画です。
そしてこのカラーリングに決定。
今回はここまで。
完成ギャラリーの方は明日にでもアップする予定です。それでは~(。・ω・)ノ゙