私の夫は仕事で
能登半島地震の
復旧支援として
月に何度が被災地へ行きます
9月21日(土)
私の住む地域は
雨は降っておらず
今日1日曇りかなぁ~
といった空模様
今回は数日滞在するので
たくさんの荷物を積み込み
夫は早朝に自宅を出発
今回はこれまでより遠い場所まで
行くことになっていたので
天気を心配しつつ
まずは無事に到着できるようにと
送り出しました
ひきこもり主婦の私は
日中ほとんど
テレビなどは付けず
過ごすことが多いです
9時半頃に
母から電話があり
能登地域が大雨だと
テレビを付けてみると
線状降水帯が発生
顕著な大雨に関する情報
記録的短時間大雨情報
10時半頃に
夫から電話がかかるも
すぐに切れてしまう・・・
かけ直すが電話は繋がらず
LINEも既読にならず
時間的距離的にも
線状降水帯地域に
入っていると思われる
連絡がつかないことに
とても不安になりました
ネットで情報を得ると
雨はどんどん酷くなる
しばらくして夫から着信
電波状態がとても悪い
私は現在持つ情報を伝える
あまりもに雨が酷すぎので
車を停めている
現在地は
のと里山空港を過ぎた辺りで
山に囲まれているが
川はない様子なところで
自分以外にも数台の車が
停まって待機しているとのこと
そう言っている間に
大雨特別警報
が発表される
テレビでは
少しでも命が助かる可能性が
高い行動を取るように
と呼び掛けている
定点カメラなどでは
道路が冠水していたり
氾濫しそうな川の映像が
今年初めの地震の影響で
土砂崩れなどが起きること
すでに起きていることも
容易に想像できる
夫の通信状況がわからないが
現在の情報をLINEする
その後
奇跡的に通話が出来て
夫は
命が助かる行動として
先に進むことを止め
現状にとどまることを選択する
地震の被災地
そしてまさにこの時に
被災した地域に
助けを必要としている方がいる
行かねば!
自分の命も守らねば!
この二つの気持ちで
ものすごく葛藤したと言ってた
その後、警察車両が通り
この先の道路に
土砂が流れ込み
通行できないため
引き返すことを勧められたと
不謹慎だけれど
あの時
前に進まなくて良かったと
体の力が一瞬スッと抜けたと
引き返すことを選択したが
その後もずっと大雨が追いかけてきて
地震後で道路状況も悪く
視界も悪い中
どうか山よ崩れないでくれと
祈りながら走り続けたと
引き返すことを決断してから
約5時間後に無事に帰宅
ニュースなどの映像を見て
事の大きさを知った夫は
かなり動揺していました
災害に携わる仕事の重大さに
夫婦共々改めて気付かされました