人の心を癒すのは、抗うつ剤などの人工的な薬ではなく、

利他愛あふれる動物たちや自然界なのだ。




介助犬がPTSDに苦しむイラク帰還兵を助ける



犬は、人間にとって最善の友人であると言われますが、
イラクの復員兵である、アレン・ヒルさんにとっては、それは控えめな表現かもしれません。

カンザス州オタワのアレンと、他にはいないような彼の介助犬フランキーのトピックスを
フォックス4のアレックスがお届けします。


盲導犬や病院・学校の介助犬については聞いたことがあると思いますが、
介助犬のフランキーは、アレン・ヒル軍曹のPTSD(心的外傷後ストレス症候群)の介助を行えるように訓練を受けています。

「どうすればそんなことができるのか?」ですって?
まずはビデオをご覧ください。


私たちがイラク戦争の復員兵アレン・ヒルさんと、彼の妻ジーナさんに初めて会ったのは、
彼らが心理学者のところに面談のために訪れていた時でした。


(アレン)
「これだったら、家族に迷惑をかけずにできると思います。」



アレンは最も極端なPTSDで苦しんでいます。
ラリー・ネイター博士は、それをずっと見てきました。


(博士)
「どんな効果があるかを見てみましょう。」



アレン・ヒル軍曹の隣に座っているのはフランキーで、特別に訓練された介助犬です。


(博士)
「フランキーは、毎日24時間、絶えず彼に付き添います。
 診療時間は終わりですが、彼女の仕事は終わりではありません。」

(アレン)
「2007年の感謝祭の前日、イラクのタンパ周辺で起きた攻撃に、私は巻き込まれてしまいました。」



そして、その事は、あなたにとっての全てを変えてしまった。


(アレン)
「その事は、私の人生を永遠に変えてしまった。」



そして、今、フランキーは、それを再び変えようとしている。


(アレン)
「フランキーは、再び、それを変えてくれる。」


(博士)
「ここにいても、彼は警戒しています。
 自分の環境に、あまりに神経を集中しすぎていて、とにかく、もの凄く警戒しているのです。
 そして、彼女(フランキー)がここにいる理由は、彼を落ち着かせるためなのです。」

 私たちの日常の中で、竜巻の警戒サイレンや、訓練のサイレンがありますが、
 こういったサイレンはイラクでもありました。

 そういったサイレンを聞くことで、基本的に、彼の全ての神経系統は乗っ取られ、
 心理学的には、もはや彼はここにいないで、危険な別の場所に戻っているのです。」


 
事実、私たちはアレンが屋外で我を失っている状態に出くわしました。
アレンを現実に引き戻そうとしているフランキーがそこにいました。
しかし、飛行機が通り過ぎたとき、フランキーは彼の変化に気が付いて、再び彼に飛びつきます。



(博士)
「普通の飛行機です。あなたはカンザスの家に戻っている。今はもう終わったことなんだよ。
 深呼吸して、ここに戻ってきて。」

(アレン)
「フランキーはどこにいる?」



フランキーのキスが、アレンを現実に引き戻します。


(アレン)
「すばらしいキスだ。もう行けるよ。」

(博士)
「もう大丈夫だね。」


 
あなたが感じている事や、サイレンが鳴りだした時に、あなたが思い出す事を私に話していただけますか?


(アレン)
「通常の場合、サイレンが鳴りだす時は、爆撃やロケット攻撃、殺戮や、そういった何かが行われている最中だったのです。」

(アレンの妻)
「彼の心と体が、適応しようとして戦っているのです。
 彼は頭の中では、自分はここにいる事を知っています。
 でも、彼の体にある全ての物が、ここが危険であると彼に伝えています。

 彼女(フランキー)は、彼を落ち着かせようとしているのよ。
 犬がジャンプしていたり、嘗めたりしていたら、イラクのことを思い出す事の方が難しくなってしまうからね。」


(アレン)
「彼女(フランキー)がしなけらばならないことは、私を彼女に注目させること。
 私を現在に引き戻すこと。
 そして、すべて大丈夫なんだと私に気付かせることなのですが、
 彼女は、その仕事をキチンとやってくれています。」



フランキーは、アレンを自動車に乗せて走り回ることはできません。

アレンは、車の運転を4年前に諦めました。
というのは、高速道路でも、彼のPTSDを引き起こすキッカケが存在したからです。

もしも、アレンに、ダラスカウボーイズのことだけを聞くのだったら、
彼の兆候は良い方に向かっていました。


(アレン)
「彼は、ほとんど2000ヤードを走り抜けたんだ、私みたいに。」



しかし、車が橋に近づこうとした時、、


(アレンの妻)
「何回も、橋の上で警官が立っているのを私たちは見ます。
 彼らは、スピード違反監視のためのレーダーを持っているのですが、
 私たちが橋の下を通るときに、アレンにとってはPTSDの大きなキッカケとなるのです。

 というのは、イラクでは、橋の下を車両が通過するときに、爆発物などが橋の上から落とされるからです。」



あまりにも多くのPTSDのキッカケがあるので、アレンはフランキーを引き連れて、
オタワ大学のキャンパスを訪れることにしました。
フランキーを伴って、アレンは春から授業に出ることにしました。

PTSDのキッカケと成り得る人々、場所、物に対して感覚を持つためです。

キャンパスの花火も、フットボールの試合も、明らかに1つのキッカケと成り得ます。
大学名の入った新品のシャツ以外は、今日、あらゆるものがキッカケとなります。


(省略)


フランキーのおかげで、アレンは奥さんに助けてもらわなくても大学に通うことができる予定です。


(アレン)
「フランキーが来る前は、私は孤独で自分自身を避けていました。
 フランキーが来てからは、人生を活動的に生きるようになりました。」



フランキーのおかげで、単純な事や当たり前の事は、今、再びできるようになりました。


(アレンの妻)
「私たちの古い家では、彼は外に出られなかったのよ。郵便も取りに行けなかったの。」



ヒルー家は、新築の家を持っています。
ABCのテレビ番組、イクストリーム・メイクオーバーのチームによって建てられた家で、
3重窓で、防音の構造です。

アレンは、雨や風の音なら大丈夫です。


(アレン)
「彼らは、この家の防音構造にするために、本当に良い仕事をしてくれました。」



もしも彼に、逃げる必要がまだあるとすれば、彼には自分の静かな部屋があります。


(アレン)
「この部屋を私とフランキーが出入りします。
 自分が描いた風景画を1枚置いて、椅子にもたれて、鳥のさえずりを聞きます。」



そして、フランキーのベッドは、彼のベッドのすぐ横にあります。


(アレン)
「フランキーは私の娘です。彼女は毎日、一日中、私と一緒にいてくれます。」



この家を建てた大工さんは、フランキーのことを忘れていませんでした。
彼女は、自分の毛づくろいの部屋を持っています。



(アレン)
「彼女には、専用のシャワー付きのバスタブがあります。
 様々な石鹸や、私が必要とした全ての物がここにはあります。」



アレンがどこにいても、フランキーは大切な存在なのです。


(アレンの妻)
「2週間ほど前、アレンが外に出て、一番下の子供に自転車の乗り方を教えたのよ。
 私が描いていた通りに、彼らのすぐそばにフランキーがいたのよ。
 フランキーはアレンのすぐ後ろを走っていて、アレンもフランキーも最高にイカしていたわ。
 アレンの人生に、違いを与えるような能力がフランキーにある事が、私には理解できたわ。
 過去の彼と、今の彼と、これからを考えると、本当にワクワクしてくる。」


(アレン)
「彼女(フランキー)は、(過去の元気だった)自分を取り戻すことを助けてくれています。」


本物の英雄は、4本足の英雄の力を借りて、今、復活しようとしています。


刑務所での「Puppies Behind Bars」と呼ばれるプログラムを経て、
フランキーはアレン軍曹のところに来ました。
刑務所の収容者たちが、フランキーを訓練するために、数か月を費やしたのです。
アレンのところに来るまでに、フランキーはすでに80もの命令を覚えていました。


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犬や猫って、そこにいるだけで癒してくれる存在なんですよね~。


$アラフォーママの日記  アラフォーママの日記 

アラフォーママの日記  アラフォーママの日記 



アニマルセラピーは、直訳すると「動物介在療法」。

ペットセラピーとも言われてますね。



また、アニマルセラピーの種類は大きく2つに分類されるようです。



動物介在療法 Animal Assisted Therapy=AAT

治療上のある部分で動物が参加することが不可欠である。
医療側の専門職(医者や看護婦、ソーシャルワーカー)、作業・心理・言語療法士などがボランティアの協力をもとに治療のどこで動物を参加させるかを決定する。
治療のゴールが存在し、活動においては記録が必要であり進歩も測定されなくてはならない。

動物介在活動 Animal Assisted Activity=AAA
基本的にペットと人間が表面的に触れ合う活動で、病院や施設などでの特別なプログラムの中に存在するものではない。
治療上の特別なゴールが計画されず、活動する人たちも詳細な記録は取らなくてよい。




日本では、まだ知名度は低め?のようですが、これからもっとあらゆる場所で、
このアニマルセラピーを取り入れてほしいですね。

向精神薬などに頼るべきではないのです。
廃人にされるだけです。




日本にもあるようです。↓

内閣府認証日本アニマルセラピー協会
http://animal-t.or.jp/





また、セラピーに頼らずとも、
毎日、保健所で処分されている犬や猫を引き取るだけでも、大切な相棒ができるのだ。U^ェ^U ワン!