◆アジャ・リンポチェとパンチェン・ラマ |  ヌーhiron

◆アジャ・リンポチェとパンチェン・ラマ

アジャ・リンポチェは、アムド地方(青海)最大の僧院、クンブム寺の僧院長だった。そのクンブム僧院は歴代パンチェン・ラマの伝統的拠点のひとつでもある。

 

中国側の信任も厚かったアジャ・リンポチェだったが、1998年 中国から脱出し米国に亡命。そこにはパンチェン・ラマ問題が大きく関わっている。

 

チベット人にとってダライ・ラマは太陽。パンチェン・ラマは夜の暗闇を照らす月。


現在、チベット本土(中国)には2人のパンチェン・ラマがいる。ひとりはダライ・ラマ14世認定の本当のパンチェン・ラマ、ゲンドゥン・チューキ・ニマ。幼くして中国に誘拐され21年が経過した今も行方しれず。もうひとりは中国の担ぎだした傀儡、偽のパンチェン、ギャルツェン・ノルブ。

 

中国政府はアジャ・リンポチェを、偽パンチェンの教育係にしようと画策した。「受け入れれば、ダライ・ラマが認めた本物のパンチェン・ラマを否定することに なる。中国国内にいる限り、教育係を断ることは不可能だ」と亡命を決意したと言う。また、中国政府がギャルツェン・ノルブを選んだ際の金瓶掣籤(くじで選定する方法)にも不正があったとアジャ・リンポチェは告発する

 

米 国インディアナ州ブルーミントンにはダライ・ラマ14世の長兄(故)タクツェル・リンポチェ創設のチベット・モンゴル仏教文化センター(TMBCC)が ある。アジャ・リンポチェは、亡命後の2005年より同TMBCCのセンター長に就任し、世界各地でモンゴル・チベット仏教文化の普及につとめている。

 

 

アジャ・リンポチェの来日を機に

12/17(土)大阪で法話会&懇親会を開催いたします。

みなさまのご参加をお待ちしています。


日時:12/7(土) 法話会15:00〜, 懇親会18:00〜

主催:Tibetan Center for Compassion and Wisdom in Japan

場所:チベットレストランSnowLion 大阪市西区新町1-14-2 新町中央ビル2F

詳しくは下記Facebookで

https://www.facebook.com/events/1278828982158723/