ロッカーに名前シールが貼ってなくてクレームの手紙を書いた親
◇新年度に入りましたが、3月末のお話を一つ紹介します。転園するお子さんの親から最終日、3月31日にクレームの手紙が来たといっていました。その手紙の内容は、「今まで言いたくても言えなかったことをまとめて書く」とのことです。最終日に、そして帰る間際に渡す感じが、とても嫌な感じですね。彼女から話を聞くと、卒園して、小学校に入学しても来てくれる子供多いみたいです。今回の場合は、転園(親の仕事の関係で引っ越しをして近い所に保育園を変えた)なのでちょっと違いますが、友達はそのまま保育園にいるので、遊びに来るなんてこともあるでしょう。親が最後にクレームの手紙を出したと子どもが聞いたら、ショックでしょうね。まだ物心ついていないからわからないと思いますが、もし、物心ついていて、親がクレームの手紙を出したと聞いたら、保育園に顔を出せなくなるでしょう。もう会わないと思って出したのだと思いますが、この辺が自分の事しか考えていない、モンスターペアレントっぽいですね。◇肝心の手紙の内容ですが、いくつもありますので、まずは一つだけ。保育園では、個人個人でロッカーがあるみたいですね。ロッカーには、先生が名前シールのようなもので、分かるように名前が書いてあります。その名前シールが、進級するにあたり部屋も移動するので、はがされていました。因みにその準備、部屋の移動などは全部、先生たちが31日にまとめてします。(これは園によって色々あるみたいですが)それをみた子供が、「もうこのクラスのメンバーじゃなくなっちゃたんだね」と悲しんでしまいました。その話を聞いた親が、「早くにシールをはがすなんてひどいじゃないですか」とクレームを入れました。確かに、早くにシールをはがしてしまい、子供を悲しませたのは悪いと思いますが、親が説得することも出来たでしょう。「みんな次に進む準備をしているんだよ」とか「○○ちゃんも次の保育園でシールがあるよ」とか、説得はできないかもしれませんが、なだめることはできたでしょう。それを、そのまま受け取って、保育園が悪いとクレームを入れたのです。そして、「他の皆さんが黙っていたのが信じられません」と他の子供の親も巻き込んだクレームでした。◇僕は保育園で働いたことがありませんし、入ったこともありませんので、分かりませんが、客観的見れば、だたシールがはがされていた「だけ」です。子どもにとっては大きいことかもしれませんが、それはそれです。そのまま受け取り、それを手紙に書き、クレームにしたのは、モンスターペアレント以外の何物でもありませんね。