福知山線脱線事故 ミスを罰しない 労働安全衛生課 会社経営について | ともサンタの人生遺産

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星ミスを罰しない星

 

安全に最も効果があるのが、指差呼称だと思います。

 

日本の旧国鉄によって始められた事故・災害予防対策の一つの手法である右差し

 

それなのに、JR西日本は大事故を起こしてしまった。

なぜなんだろう??

 

662名の死傷者がでた、福知山線脱線事故調査委員会報告書を読んだ。


福知山線脱線事故現場前の伊丹駅で、運転士は70メートルのオーバーランをし、約1分半ほどの遅れがでるあせる


伊丹駅を発進後、運転士は車掌に車内電話で「まけてくれへんか」と頼むお願い

 

運転手は「日勤教育」を気にしたのだろうか!?

 

その社内電話の最中に、一人の乗客が「遅れているのに、あやまらんのか」と言いますムキーッ

 

車掌はお詫びの車内放送を行います。

運転士もこの放送を聞いている。

 

車掌はすぐに指令所に「8m(実際は30~40mと思っていた)距離の行き過ぎ」「1分半の遅れ」と、本件運転士のためになればと思い距離を負けて報告する。


指令所は「遅れは何分か」と聞き返す。

通常は「1分30秒」と報告されるので聞き返したらしい。

 

不幸な偶然が重なり、遅れを取り戻そうと制限速度いっぱいで走る運転手。

 

ウソがばれたかとおびえ、列車通信の内容に気をとられ、ブレーキ操作のタイミングを逸したのでしょうか。

 

2005/4/25午前9時18分54秒脱線。

 

この事故での私の最大関心時は、

『遅れを注意した乗客』

が今どんな思いで生きているのだろうかです。

 

丸レッド正義の味方が、大変な事故の引き金の一因であったという事実です。

 

2013

2015年末JR西日本は、事故に至るケースを含む運転士らの人為的なミスについて、懲戒処分の対象から外す方針を固めた。
近く導入に踏み切るらしい。

事故原因を正しく報告させ、有効な対策をするためだ。


責任逃れの事故報告では、ねじ曲がった対策となる可能性があるためだ。


私も安全対策・クレーム削減・利益アップ・技術向上には、この考え方が最も有効であることを指導してきた。

しかし、日本人にはなかなか受け入れられない文化であることも事実です。

 

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