ペルーの土器や貴金属に 

たくさん描かれているジャガー


それと同じ文様や造形を

中国の青銅器などで見ることがあります


地球の反対側なのに 不思議な共通点・・・


それが また一つ


ペルーで 1400年前の土器に 鵜飼


彩土器の写真をみてびっくり!あらまあホント!


日本では 鵜飼部は朝廷直属の職業民

その起源は 東南アジアの稲作地帯にある民俗で

中国の稲作文化とともに 

日本にきたと( 鵜飼ベルト地帯 )


しかし どうも鵜飼は 稲作以前の習俗で

アジア特有のものでもなく 

稲作との関係も二次的のようです


フレイザーの「金枝篇」によると

世界中によく似た民俗が点在しており

えっ!と思うこともしばしば


鵜飼もその一つになりそうです


それにしても

近世になり 中国で初めて鵜飼をみた西洋人は

「 鳥に魚を捕らせるなんて なんて合理的! 」と

感激したとかしないとか



彩土器

<天野博物館より>


ペルーで南米など4カ国を歴訪してペルーを訪れた古田肇知事らが、現地で出土し、鵜飼いの様子が描かれた1400年前の土器に遭遇した。1300年の歴史を持つ岐阜市の長良川鵜飼より100年早い。「ペルーから岐阜に伝わったのか」「いや中国から南米に渡ったのでは」などと、古代ロマンに思いをはせた。

 土器は、ペルーの首都リマ市にある天野博物館の収蔵品。高さ25センチほどで酒器とみられる。薄黄色の表面に赤茶色の絵の具で、首に縄をつないだ5羽の鵜を操る男性がくっきりと描かれている。同じ形の別の土器には鵜の首を絞めて魚をはき出させる様子も。