東京都の某理系国立大学のとある生徒。

彼はまったく授業に行かず、遊びまくり、

2年間で習得した単位は5つだった。田舎に戻りたくない彼は、

今まで想像もしなかった大胆な行動に出る・・・


さあ、単位習得レースが始まった・・・!




1年半前、アメブロにID登録した僕は

よっちゃんイカを食べながら、この謳い文句を企画につけました。



2年間就学終了時
2年間の習得状況

4年間就学終了時

110単位習得


2年後期終了時で5単位。

企画スタート時は

この半年後の、3年前期終了時で13単位でした。


そして現在・・・。
110単位習得で、卒研着手特例条件を満たすことができました。


振り返ってみます。


・・・最初は3年後期ですか。23コマ履修でした。

まず最初の2週間がきつかったですね。

とにかく1限、2限受けたあたりからもう帰りたくなる。

昼に帰る人らがうらやましかった。

3限あるから学食にも入れない。

そして2年生の演習が非常に厳しかったですね。

C言語の知識がまったくなかったのでプログラム課題はTAに

聞きまくってました。その他課題の進め方等友人に聞きまくり。

今考えるともっと調べろやという声が聞こえてきそうですが

必死でした。皆さん感謝してます。

とにかく学校に行くという習慣がなかったので、

いかに出席するか、いかに授業を聴くか、いかに課題のやる気を

出すかといったリハビリのようなつらさが常にありました。

なんとかこの企画の新鮮さで乗り切ろうとした感じです。

学科専門も友達に聞いて何とか取れた。

この単位がなかったら今の僕は無い・・・。助けられたなぁ・・。


そして4年前期

25コマ履修を敢行したが演習第一と実験第一の課題が重すぎて

本当に課題のせいで睡眠時間が無くなった時期だった。

途中から1日1レポートのペースになって、地獄だった。

朝8時半に起きて、学校行って夕方6時に授業が終わって、

7時まで計算機室で課題。飯食って9時から深夜2時とかまで

課題。4時まで自由時間とってまた8時半起き。

レポートの具合によっては徹夜も上等でした。

社会人の忙しい方に比べたら楽でしょうけど、

ぬるま湯につかりきっていた僕には辛かった・・・。
しかし取れそうに無いと思っていた単位

(最適化理論、プログラム言語論)などを可でかすめとるなど

ファインプレイを連発できた。この単位は後で活きることとなる・・。


4年後期

正直授業に飽き始め、途中でノートをなくして

余計やる気が無くなった。あれは痛かった。

単位の取り方を中途半端に覚えてしまって

レポートもテストも、直前まで何もやらなかった。

そしてこのときのテストは精神的に一番きつかった。

王手がかかっていたから。落とせなかったから、だ。

結局、8つの選択のうちぎりぎりの6つを習得できた。

もし、前の1年間でひとつでも学科専門選択を落としていたら

と思うと本当に危なかった。

このときも友人先輩後輩の力が無ければ確実に落ちていた。

何はともあれ、企画最終目的である110単位に到達できた。



・・・と、言うわけで目的は果たせました。

今はその充実感よりも、危なかったなぁという感情のほうが強く、

そして力を貸してくれた人達への感謝の気持ちばかりが

沸いてきます。




2005年の夏、・・・僕は20歳でした。




僕が単位習得レースを始めたきっかけについて少し。



僕はサークルでとあるプロジェクトのリーダーを担当しました。


プロジェクトっていうか・・まあ言っちゃうと演劇同好会で

公演やったんですよ。講堂で。

「ふたりだけの物語~ロミオとジュリエット~」っていう。

電気通信大学の生徒のみんな、知らないかな~w

結構宣伝したんですけれども。


・・・まあいいや。

そのプロジェクトでは仲間に恵まれて、

というか仲間がすごかったというのが大きいんだけれども


自分が満足するようなことができたんです。

とある、いちサークルの、いちイベントだったんですけど

20になってようやく、なんかひとつがんばったなっていう。


そんでなんか変な焦りとか消えてとりあえず授業ぐらい

頑張っとこうという気持ちになったんですね。

やっぱりあれが一番大きかったなぁ。


レースを始めたとき、僕と同じように授業に出てなかった人達を

勇気付けれたらなおいいな、なんて考えてました。

でも授業に出て、だいたい落とす人は落とすなりのことを

やっているんだなということが分かってきました。


授業に最初に来なくなるのは再履の人たちです。


つくづく思ったのは、毎回ちゃんと出席して、起きてて、

宿題は必ずやってきて、自分で調べて、でも気になったら質問して

レポートは〆切2日前くらいにはもう出してて、テスト勉強は

補講期間からやって、テスト期間には生活リズムをしっかり

戻している・・・そういう非再履の人のすごさ。


しかもそれを何の苦しいこともないかのようにこなしている。

真面目な人は本当に強いです。尊敬しますよ。

しかも大半が年下ですからね。年は関係ないかもしれませんけど。

でも僕はもう大人なわけですから。


挽回しようと思っている皆さん、頑張ってください。

僕は応援しています。しかし思っているよりも差はついています。

身をもって実感しました。


最後にこのレースで僕が学んだ、

挽回のための習得レースに関する心がけみたいなものの

12か条を偉そうに書きたいと思います。


1.引っ越す 

 

  授業に出るためには寝過ごしを防がねばなりません。

  しかし寝過ごしたくない!と思ってもついしてしまうのが

  人間ってモンです。わかりました諦めましょう。

  しかし大丈夫です。

  ぜひ来期からは大学の近くに住んでください。

  自転車で学校まで5分なら、25分寝過ごしても

  遅刻は30分で済みます。

  根本的な遅刻の解消に取りかかりましょう。

  しかし2時間寝過ごしたら遅刻は2時間5分になってしまう

  ので注意が必要です。


2.文房具にこだわる


  一番重要なのはスケジュール表です。何でもいいんですが

  無印のスケジュールノートをお勧めします。

  これは自分で日付を書き込んで使えるので

  4月から作れて気持ちが引き締まります。

  表紙の裏には自分の履修している授業を月曜から金曜まで

  すべて書いておくとなんか安心します。

  自分の学部情報システムの履修状況の画像を印刷して

  張ってもいいかもしれません。 

  そして課題の〆切が発表されたらその場でカレンダーに

  すぐに書き込んでください。重要です。

  あとノートはA5で無地のリングノートを買ってください。

  自転車にこだわるのもいいかもしれません。

  自転車がイイ→自転車に乗りたくなる→学校に行きたくなる

  となる事うけあいです。  


3.全て履修する

 

  不可を取ってしまうと下がってしまうGPA(成績の平均値)など

  気にする必要はありません。全て履修してください。

  ワクの多さは戦略の広さ。

  広ければ広いほど様々な状況に対応できます。

  25コマが理想です。


4.出席する


  最重要項目です。これだけはマジで心がけないとやばいです。

  9割出席しないと危険だと思います。内容の理解云々の前に

  休んじゃうと情報が得られなくって不可の危険度が倍増します。

  「そんな課題聞いてなかった」という台詞は敗戦の将が

  口にするものです。

  いくら眠くてもとにかく出席して、教室で寝てください。

  授業の終わりに起きたらなんか雰囲気で

  課題が出たかどうか微妙に分かります。

  また、課題は授業の出席中にやりましょう。

  「課題やるから授業休む」というのは危険が伴います。

  最終手段にしましょう。


5.一番前に座る


  黒板が見やすいし、声が聴きやすい、寝にくい、

  情報を漏らしにくい、といいこと尽くめです。

  そしてなにより教官に

  「ふむふむ、そうかコイツは単位をとる気があるんやな」

  と思ってもらえる。これが大きい。

  先生を訪れたときに質問したり、レポートの遅れを許して

  もらったり、その重要性は後述しますがその際の

  交渉に大きく影響してきます。

  別の授業の課題をやる際は後ろに座る、などの

  高等テクニックもあります。状況に応じて戦略を練りましょう。


6.前向いて寝る


  頭がカクッとなって一瞬寝てる状態から起きたとき、

  人間は一番能率のよい回復をするらしいです。

  深く眠るのは危険です。

  周りに知人の少ない再履生にノートの書き漏らしは痛いです。

  また、机に手を突いて寝てしまうと先生の心証にも影響します。

  まぶたに目を書いておけば寝ていない、と思わせる

  高等テクニックもあります。状況に応じて戦略を練りましょう。


7.人に聞きまくる


  先生、TA、友人に聞きまくりましょう。「調べろ」って言われたら

  調べ方を教えてもらいましょう。僕はTAの方にプログラムを

  軽く書いてもらったりしました。

  また、基礎的過ぎて聞くのが恥ずかしい問題ほど、

  聞いた後の有益さは大きいです。「配列って何ですか?」とか

  いい質問だと思います。しかしちゃんと教えてくれた人には

  感謝すると同時に、

  回答を全力で理解しようとすることが大事だと思います。


8.レポートは、とりあえずファイルを作る


  レポートはなかなか取り掛かれないものですが、

  ファイルを作るなら何とかいけそうです。

  その日学校から帰ってきたら「6月12日〆切演習AQ.doc」

  見たいな感じでファイルを作るとなんかやった感も出るし

  次の日レポートに取り掛かるのに要るエネルギーが

  減る気がします。

  できれば2,3行その日に書くともっといいんですが、

  ファイルができただけでも相当熱いと思います。


9.早めに先生を訪れる

 

  何かよくないことが起きそうなら先生を訪問してください。

  早めってところがミソです。

  テスト後に訪れるのは敗戦の将のやることです。

  その際授業内容が一切内容が理解できてなくても

  5.の効果で顔を覚えられていたら

  比較的快く教えていただけると思います。


10.過去レポ、過去問の入手


  過去レポ、過去問は習得レースにおいて必要不可欠です。

  これなくしてテストを受けるなんて、ありえません。

  丸腰で戦場に行くようなものです。まさに自殺行為。

  つてをたどって入手してください。

  つてが無いならどこかのサークルに入部してください。

  何年生であろうとサークルに入る権利はあります。

  あわよくば、そのサークルで大学生活を充実させる

  という展開も狙いましょう。


11.単位は、先生の心証にかかっている。


  と、思います。


12.エンディングまで泣くんじゃない













             ~ 0311025の奇跡 ~






                   CAST



                  0311025





                   STAFF



                  0311025


                   U.E.C.




 

              SPECIAL THANKS


 

              03110XX Sトゥー 


               Sハラさん I永


                T中さん T中丸  

 

                 Tいん A部ちゃん


              よっちゃん タモさん

 

              エリザベス kんご

 

                Jティス K山先生


                 その他先生

 

              その他いろいろな人々


ブログを読んでくれた皆さん




             

        3年後期 304打数 290安打 打率.954
        4年前期 345打数 328安打 打率.951      

        4年後期 191打数 157安打 打率.822
        

       通算成績 840打数 775安打 打率.923

 


                 ~ END ~









それでは、さようなら!

最後まで見てくれてありがとう!またいつかどこかで。





単位習得には愛も、勇気も、ファンタジーもありません。

あるのは授業と、テストと、そしてレポートの山です。