久しぶりの日記です。
昨日周期3日目の血液検査に行ってきました。
幸いホルモンの異常はありませんでした。


相変わらず予約時間から1時間以上も待合室で待っていましたが、
その間、不妊専門雑誌が置いてあったので、読んでいました。

そこにKLCが載っていて、院長先生の談話がありました。(長い文章なので、一番下に抜粋)
衝撃を受けてしまった・・。
これを読んで今周期体外をやってみようという決意をしました!

ようやく名前が呼ばれて、先生に「今月は体外で・・」と話をしたら、
先生はあと1回AIHをやりましょうとおっしゃいました。
【前回のおたまじゃくしが300万で運動率3%なのに???】
と疑問を持ちましたが、たまたまその日にそういう結果だったかもしれないという回答でした。
拍子抜けしちゃいましたが、金銭的な事情もあるし4回目のAIHに懸けてみます。
みんな何回目でAIHからステップアップするのだろうか・・・。

それにしても●37才以下なら、良好な3つの卵があれば8割は妊娠! ってすごいんだけど。。。



◆下記はKLCの治療方針。長いのでお時間のある方はお読みください・・・。◆

●ステップアップ治療へのこだわりが原因不明不妊カップルを苦しめている
 不妊治療に関する数々の研究、技術開発の先駆者としてあまりにも有名な加藤レディスクリニック・加藤修院長。その加藤院長が開口一番、「現在、不妊治療で一般的に行われているステップアップ治療は実はまちがっている!」と衝撃的な発言。「不妊に悩む皆さんは巷にあふれている不妊治療に関する本などを一生懸命読んで勉強していると思いますが、その知識が実は必ずしも正しいとは限らないのです。特に不妊の原因がわからない人に対してのステップアップ治療は、適当ではありません」として、その根拠について話してくださいました。
 「 不妊治療に携わる医師の多くはあまり重視していないようですが、私は不妊検査の中でフーナーテストが非常に重要だと思っています」。排卵時期の性交渉後に来院して、粘液を採取し顕微鏡でチェックするのがフーナーテスト。粘液中に運動精子がある程度以上存在すれば、検査の結果は良好と判断されます。「フーナーテストの結果が良好。そしてほかにもいろいろな検査をしたけれど、不妊の原因となる異常がどこにも見つからない。それなのになぜ妊娠しないか……というと、それは卵のピックアップ機能に問題があるからだと私は考えます」
 フーナーテストが良好ということは、精子は頸部粘液中を上昇し、子宮腔から卵管内へ進み、排卵を待っている、ということ。自然周期では左右いずれかの卵巣から成熟したいちばん大きい卵胞が1個排卵されます。しかし排卵した卵子は精子が待っている卵管に自分から飛び込むわけではなく、卵管采という部分が卵子を迎えにいく(ピックアップ機能)のです。
  「このピックアップ機能に問題があるかどうかですが、卵管采の形が重度の異常であれば腹腔鏡で見つけられます。しかし見た目に何の異常もなければ、その機能に障害があるかどうかは証明できません。現在の不妊治療では子宮卵管造影を行って正常ならば、精子と卵子は出会えていると思い込んで、その後の着床に障害があるのだろうなどと悩んだりするわけです。しかし私はその前の段階に問題があるのではないか、ピックアップ障害があるから実は卵子と精子が出会えてなくて、妊娠できないのではと考えます。これを証明する方法もあります。それは排卵前の卵子をとり、夫の精子を振りかけて確実に精子と卵子を"出会わせ"、受精し分割した胚を子宮に戻す、つまり体外受精ですね。これを1~2回やって着床に結びつけば、不妊の原因は着床障害でも黄体機能不全でもなかったということがわかりますよね」
  加藤院長はステップアップ治療に固執しすぎるゆえにうんざりするほどの検査を行い、検査の合間に人工授精などの確実性の高くない治療を延々とつづけることが、不妊に悩むカップルを肉体的にも精神的にもつらい状況に追い込むのだといいます。
 「不妊治療の何がつらいかを患者さんに伺うと、時間をかけてもなかなか結果が出ない、いつお母さんになれるのか先が見えない……そういったことをあげるかたがたくさんいます。諸検査を行って、異常が見つからなければより高度な腹腔鏡検査などに移行。その間に人工授精を行い、妊娠しなければ排卵誘発剤を使ってさらに数周期人工授精を行い、それでも妊娠しなければより高度な体外受精を行う、というのが一般に考えられているステップアップ治療。こんな手順を踏んでいればあっという間に1年半~2年はたってしまいますよね。不妊治療を開始するのが30代半ば過ぎの女性であれば、そうこうするうちに卵の老化という問題も出てくるでしょう。私はフーナーテストが良好で2~3年以上不妊の原因が不明のカップルは、先ほどお話ししたピックアップ障害などの異常で卵子と精子の出会いが妨げられていると予測し、体外受精こそ唯一の治療法であると考え、患者さんにもそう説明し、すみやかに治療を進めています」
●37才以下なら、良好な3つの卵があれば8割は妊娠!
 また加藤院長は、「不妊治療での排卵誘発剤の使いすぎも気になります。誘発剤の過剰投与は卵巣過剰刺激症候群を招くこともありますし、長期にわたってhMGを使用してきた患者さんからは、良好な卵子が採取しにくくなることがあるのです」。できるだけ質のよい良好な卵を得るため、加藤レディスクリニックでは"卵巣に対する薬剤負荷を下げる"ことを基本的な方針としています。
 副院長の寺元先生によると、「hMGなどの卵巣を刺激する薬や、黄体機能不全に使われるhCGなどを極力使わずに、質のよい卵子を採取する努力をしています。卵の数が多ければ多いほどよい結果につながると誤解しがちですが、37才以下であれば、良好な卵子が3つあれば妊娠に到達する確率は8割。その程度の卵の数なら、薬で強い刺激を与えなくても十分採卵できるんです。37才以降になると卵巣の機能が低下してくるので、がんばってもたくさんの卵をとることは不可能になりますが、強い刺激を与えなくてもその人の能力の範囲内でとれる卵で、十分治療が進められるのです」。
 多くのクリニックで行われている、排卵誘発剤の注射を連日打つといった治療は、加藤レディスクリニックではあまり行われません。そこには、少ない数の卵でも妊娠に到達させられるという高水準の技術力の裏づけがあるから。「少ない卵を有効に活用するには、卵をベストなタイミングで採卵する技術、確実に培養する技術、余剰胚を凍結保存する技術が必要ですが、そのすべてを兼ね備えたクリニックというのは非常に少ないでしょうね」
 たとえば加藤レディスクリニックで3つの卵を採卵し体外受精をする場合、最初は4分割卵という比較的早い段階の卵を移植します。同時に残りの2つの卵はより長期培養して胚盤胞という状態にしてから凍結保存。初回の移植が残念ながら失敗した場合は、この胚盤胞をとかして移植する、というように1回ずつ方法・戦略を変えて治療を進めていきます。「このやり方なら、卵を1個ずつ戻していくので多胎も防げ、排卵周期あたりの妊娠率をグッと上げることができるのです。また、高齢のかたは卵を複数個とって、あれこれ戦略を立てて治療するということがむずかしいので、何回ものチャレンジが必要になりますが、体に負担なく治療を継続するためには排卵誘発剤などの薬をなるべく使わないほうがいいのです。高齢のかたに強力な誘発をかけると卵の質も落ち、体調をくずすもとにもなりますから。強力な薬で多くの卵をとろうとするクリニックは、自分たちの技術に自信がないのでは?」とちょっぴり辛口コメントの寺元先生。
「患者さんの中には一度にたくさんの卵をとったほうが割安なのでは、と思うかたもいるようです。しかし最終的には卵の数よりも質が大事。質を重視したほうが最終的には妊娠への近道になると思いますし、費用対効果も実際すぐれているということを理解してほしいと思います」