前回のお話が気になる方は
引退後~逮捕まで その19
最初からが気になる方は
その日が来る前の話
デビューからが気になる方は
○○アイドル ひ○み その1
拘置所に移されて
どのくらいの日がたったのだろう・・
相変わらず
私は雑居で暑い夏を過ごしていた。
そんなある日
その日は週に一度の
洗濯の日だった(^^)
洗濯板で洗濯をし
中庭で洗濯物が干せる!
が、それが出来るのは
週に1度だけ・・・
なにもかもが窮屈な拘置所。
その日は独居の人達から
順番に洗濯物を干しに
中庭に出ていた。
私たち雑居は
まだ呼ばれていないので
静かに部屋から
中庭を眺めているだけ。
すると
なにやら一人
雑居の方へ向かって
走ってくる奴がいる!
(「・・)ン?
●生じゃん?!
こいつは私がパクられる原因となった
友達www
でも、、、、
今洗濯の時間だし
勝手に列から飛び出すと
おとがめが・・・・
そんなことはお構いなしに
●生は一気に
私のいる雑居の窓の所まで走ってきた!
『○科ちゃん~~~
よかった~会えて!』
なんて脳天気な事を言って
小さく折り畳んだ手紙を
私目がけて
窓の中に放り込んできた。
お互いに目配せをし
(▼∀▼)ニヤっと笑った。
ひ 『ご飯どぉよ?あんまりじゃない?』
● 『麦芽100%だしね~www』
● 『お陰ですっかり健康的だよ!』
健康的になっていてくれないと
私的には困るんですがね・・・
こいつがヨレて
岐阜くんだりの警察署へ
尿件してくださいなどと飛び込んでいなければ
私は拘置所で暑い夏を過ごさずにいたわけだから。
そこで
ピーーーーーー
と、けたたましく笛がなった!
『コラーーー!そこ!何やってる!』
●生は両腕を羽交い締めにされ
連れ戻されてしまった。
その際も●生はこちらをチラっと見て
目配せをした。(▼∀▼)ニヤ
●生が連れ戻されてから
貰った手紙を開いてみた。
そこには走り書きのような感じで
こう、書いてあった。
私のせいでこんな事になって
ごめん。
裁判の時は
○科ちゃんは私に注射してないって
通して!
裁判からでもひっくり返せるから!
一瞬・・・・固まった・・・
今更?
もぉいいよ・・・・って思った。
●生は執行猶予中に
今回の逮捕となった。
下手したら次は懲役・・・
(結果的にはダブル執行で出てきたのだが)
そんな状態の友達に
全部の罪をなすりつけて
裁判からひっくり返す
その時の私には
そんな気持ちの余裕なんてなかった。
どぉしよ・・・・
やっとなんとか取り調べ乗り切って
拘置所なのに・・・
早く出たいし
裁判からひっくり返すって・・・
頭の中がほんの少し混乱した。
私の中ではひっくり返すつもりはなかった。
が・・・
改めてこういうことを言われると
ほんの少し・・・気持ちが揺らいだ・・・
看守から
洗濯の順番が来たと告げられ
私は●生から受け取った手紙を
急いで丸めて
ポケットへ押し込んだ・・・
続く・・・・・・・・・