櫻井翔君が好きすぎて胸が痛い・・・☆hana☆のおはなし

櫻井翔君が好きすぎて胸が痛い・・・☆hana☆のおはなし

復活!
ストーリーはホントにあった事半分、
あとの半分は創作であり、
病的に愛してやまない櫻井翔くんを主人公に置き換えて書いているオリジナル小説です☆
登場人物は、イメージしやすい様に芸能人の方のお名前が度々出てきます。
良かったら読んでみてください☆

#翔は翔君目線

#櫻華は櫻華目線で書いてます

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翔「あの・・あの、お兄さんは大事なヒト、というか大切なヒト、いらっしゃるんですか?」

 

翔は半分くらいモヒートをゴクゴクと飲んで思い切って言ってみた。

 

*「オレ?オレはぁ・・・」

 

マスターが男をギロリと見てまた直ぐにグラスを洗った。

 

*「いるよ・・・。」

翔「あの・・ケンカとか、一旦離れたりとか会えなかったりとか、した事ありますか?」

*「・・・。フフ・・まぁ今がそんな感じだな・・。っていうかずーっとかな・・。」

翔「ずーっと?ああ、海外とかの遠距離とか?」

*「遠距離・・海外・・・そうだな・・そう想ってりゃいいのかな」

翔「?」

*「・・・オレ、何回か振られ中なんだよ。」

翔「振られ中?・・と言うと」

*「そのまんまだよ。今最新で振られて待ち?って感じ?」

翔「あ、ああ・・・。どんなヒトなんです?」

*「ん?」

翔「いやぁ・・何回も振られ中でも果敢に向かっていきたくなるヒトって・・・」

*「あはっ・・そうだなぁ・・・。凛として強い女かな。」

翔「強いヒト!おぉ!」

*「外見はめちゃくちゃ可愛いくてか細ぇんだけど、中身はほんっっっっっとつえーの!鋼よ、鋼。頑固だし、ワガママばっか言うし、うぇんうぇん泣くし、ギャハギャハ笑うし、ギャンギャン怒るし、忙しいのよ。子犬みてーに。」

翔「なんだか楽しい人ですね」

*「楽しい?・・まあそうだな・・楽しいっていうか、ずっとドキドキするっていうか、生きてるって感じするよな・・・。」

翔「生きてる・・・」

*「ああ。ドキドキって言うのは、女としてっていうより、人としてっていうか、ドキドキハラハラすんだよな。おいおい、それやっちゃうのかよ。おい、それやったらあぶねーぞ。あら?それ知らなかったのね?、ん?そこ??、みたいなさ」

翔「あはは!なんかほっとけない人なんですね?」

*「ああ、そうだな。ほっとけねーな・・・。」

 

男は少し遠い目をしながら、マスターに出された新しい黄金色を口にした。

 

*「今は、少し大人になったみてーで、俺の手元にはいない。もういくつ目かの恋もしてるんだと思う。でも俺はほっとけないし、いつでも俺のとこに来いって思ってるし、アイツにもそう伝えてはある。」

翔「うわー・・何か大人だなぁ・・・俺は、自分の手元に置いておきたいし、いつでもとか言えない・・・。」

*「ふふっ、俺だってホントはそう思ってるさ。でも、アイツがアイツの好きな奴といて幸せならそれでいい。今はアイツの泣き顔がいっちばん嫌いで見たくない。俺のとこにいて泣き顔なんてさせないし、ツラい顔は誰にも見せないヤツだから、せいぜい悔しい顔は見る時あるかもな。

でもその悔しい顔は外で俺以外のとこで頑張ってる証拠だから、逆に惚れちゃうんだよなぁ・・・俺・・・」

翔「あ、なんかわかります!!俺も、彼女の悔しい顔、何とかしてやりたい気持ちもあるけど、それ超えちゃって、惚れ惚れしちゃうんですよねぇ・・。泣き顔は、たまに見たい・・・かな・・・。綺麗というか、彼女の涙が頬をつたうの、こう、なんていうか、美しいんですよ!」

*「ふふふっ・・・」

翔「で、で、そういう時って勿論誰もいないとこだったり、夜なんですよね・・。で、月とかが綺麗な日だと、もうなんていうかヴィーナスみたいな!柔らかい髪がこう、ゆらゆらしてて、小さい顔に少しかかって・・・。・・・・・会いてぇなぁ・・・。」

 

翔はガクリと首をうなだれ、眉をひそめ目を閉じた。