初めて、一瞬だけ、指に乗ってくれました。
スピはまだ立つことが出来ない様子で、
脚の踏ん張りが効かないのか、いつもお腹を床につけて這うような、寝んねの状態です。
文鳥さんは生後どの位から、止まり木にとまったり、指先に止まったり、歩いたり出来るようになるのでしょう?
スピは10月の初め頃の生まれで、今は10月中旬。生後2週間といったところです。
スピを我が家に迎えた頃、同じ時期に生まれたヒナ達も立つことは出来ていませんでしたが、
今はどうなのかな。
近々ペットショップをチェックしに行ってきます。
スピも連れて行き、成長具合を店主さんに確認してもらいたいとも思っています。

我が家にスピが来た日、寒い日では無かったけど、秋だから暑い日でもなかった。
それなのに、空気穴のいくつか空いた厚紙の小さな箱に、ティッシュペーパー1枚と一緒にスピは入れられて来ました。
ペットショップから小鳥を買う時なんて、こんなもんだって感じです。飼うではなく、買う時、ですからね。
私は店主さんに、「バスを乗り継いでここまで来ています。帰りも同じです。バスの中は温かいけど、バス停は寒いし、ラッシュで混んでる時もあるし、そんな紙箱じゃ不安です」と伝えました。
でも正直な所、連れて帰るなら今だよって店主に言われた決めゼリフが、こころの中で、何度もこだましていました。
その店は毎週定休日が3連休なんです。
毎日通っても、3日間はスピの成長を見ることが出来ないのです。
そして、前回の定休の後直ぐに会いに行ったら、今までは地肌ばかり見えていた背中の羽がフワッと広がり、スピは綺麗な白いヒナに成長していたのです。
たった3日会わなかっただけなのに。
私はこれがとても悔しかった。
この成長を見守るためにペットショップに通っているのに、何故見れないの?そもそもなんで3連休で固定休なの?普通のお店って年中無休だったりするのに!と。

生体のスピと一緒に、今食べている餌、今食べている栄養の粉、育ての親という餌やりグッズを購入し、持たされました。
もうこれ以上は持てないよー!ここから1時間半かかるんだよー!スピを守りながらなんて無理だよー。なんで今日だよ。毎日通ってるんだから、餌とか重いものは少しずつ買って持って帰れれば良かったじゃん!そのつもりで毎日来てたのにー!!
と、こころの中で悪態を店主についておりました。
取り敢えず、手持ちのエコバッグが大きめで丈夫な素材で、厚手なバッグだったので、それに荷物をまとめて入れて、スピを一番上にフワッと置いて、その上からタオルハンカチを被せて、大切に大切に潰さないように、斜めにならないように、家まで持ち帰りました。



明日に続きます。