ブラック企業はホントに悪い会社なのか | 雑雑談談

ブラック企業はホントに悪い会社なのか

年収400万円割れもまじかに
NEVADAブログ
http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/


国税庁が発表しました2012年の平均給与は408万円となり、
400万円割れが視野に入ってきています。
もっとも正社員は468万円、非正規社員は168万円となっており、
300万円も差がついており、正社員の給与がまだ大幅に下がる余地が大きいと
言えます。

この平均給与はピークである1997年から59.3万円減少しています。
また、給与所得者は前年比10万人減の4556万人
(男性2726万人、女性1829万人)で、正規は3012万人、非正規は988万人
となっており、給与所得者の21%が非正規となっており、
一般に言われています30%以上が非正規雇用ということからはかなりずれています。

日本企業は今、物凄い大きな移行期に入っており、
旧態依然とした給与体系・雇用体系ではなくなってきていますが、
これに気づいていないのが日本人と言えます。
今、『ブラック企業を糾弾する』とマスコミは騒いでおり、このブラック企業には、
ユニクロ・ワタミ・大塚商会等が大手としてあげられていますが、
これら企業に共通するのは、ビジネス的には成功者ということです。

もし、本当に雇用者をないがしろにしているのであれば、
果たしてその企業はここまで成長するでしょうか?
ただ、人の使い捨てだけで成長するでしょうか?
あり得ません。
新卒でそれら企業に入ったものの、その会社についていけない若者が
ドロップアウトしているだけであり、残った7割、5割の新卒社員は会社の発展の為に
一生懸命勉強し、働き、収入も上げているからです。
学生時代の甘い考えで会社に入ったものの、徹底的にしごかれて
「こんなはずではなかった」と言って辞めていく若者も多いですが、
だからと言ってそれが会社側の責任になるでしょうか?


ユニクロは18,000人の社員がおり平均給料は675万円となっています。
これだけの社員がいる会社が果してブラック企業と言えるでしょうか?
8000人の社員がいます大塚商会ですが、平均給料は780万円となっています。
ここは猛烈社員の集まりとも言われる位、すごい会社ですが、
脱落者は上場会社一ではないかとも言われる位、辞める社員が多くいますが、
反対にここで10年も勤まれば、どこの会社でも使い物になるとも言われる位、
厳しい会社となっているのです。
脱落者が多いというだけでブラック企業と言えるでしょうか?

猛烈に働く社員だけが残っているこれら会社は、
脱落者からすればブラック企業と呼ぶのでしょうが、
残って働いている大方の社員からすれば、
『辞めた者?ただ脱落しただけだろう?俺らはホワイト企業と思っている』というはずです。

なぜなら、日本人の平均給与が408万円となっていますが、
これらブラック企業と呼ばれる企業の給料は平均を大きく上回っているからです。

ユニクロは675万円であり、平均(408万円)より65%も多く、
大塚商会は780万円であり、平均(408万円)より91%も上回っています。
ここまで貰えるなら少々厳しいことを言われても、何ら文句なく働くものです。

無給の残業など当たり前、無給の休日出勤など当たり前という社員が
集まっているのが成長企業であり(それでいてこれだけの収入がもらえるのです)、
給与が高い会社となっており、「高い給与をくれ、休日は完全に休ませろ、
残業したらすべて払え」、という社員からすれば、
これら【猛烈企業】はあり得ない会社となり、
残って働いている社員は「あり得ない社員」となります。


日本は働かない者が沢山褒美をもらえる社会になっており、
今後、大手の【猛烈企業】は日本を捨てて海外に逃げていくはずです。
そして海外で優秀な人材を雇い、世界で活躍することになるはずです。

「働かざる者、食うべからず」と言われていましたが、
今やこの言葉が死語になりつつあるのが日本だと言えますが、
そのような社会は維持不可能であり、根幹から崩れ去ります。